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黒カビが落ちない理由|漂白しても黒いシミが残る壁・パッキン・木部の見分け方と対処

7 日前
読了時間: 10分

更新日:1 日前

浴室のゴムパッキンや窓の木枠、壁紙の黒い点。カビ取り剤を使って何度もこすっているのに、黒いシミが薄くならない。「黒カビが落ちない」というお悩みは、季節を問わず多く寄せられます。

実は、黒カビが落ちない理由はひとつではありません。カビそのものは減っているのに色が残っている場合、素材の奥までカビが入り込んでいる場合、そもそもカビではない汚れが黒く見えている場合で、取るべき対処が変わります。

この記事では、黒カビが落ちない3つの理由と見分け方、やってはいけない対処、素材ごとの考え方、業者に相談する目安を整理しました。カビ取り剤などの製品は、必ず製品の表示に従って使ってください。

この記事の結論 黒カビが落ちない理由は、カビの色素が素材に残っている、素材の奥までカビが入り込んでいる、そもそもカビではない汚れである、の3つが考えられます。強い製品や力まかせの掃除は、素材を傷めて次のカビを招く原因になります。札幌・北海道の冬の住まいで気をつけたい点も、本文で解説しています。

黒カビが落ちない3つの理由

黒く見えるカビの多くは、黒い色素を持つ種類です。カビ取り剤で表面のカビを処理しても、次のような理由で黒いシミが残ることがあります。

黒カビが落ちない3つの理由

1つ目は、カビの色素が素材に残っている場合です。ゴムやシリコン、目地、木材のように、表面に細かいすき間がある素材では、カビの黒い色素が素材に染み込み、カビの量が減っても色だけが残ることがあります。

2つ目は、カビが素材の奥まで入り込んでいる場合です。カビは菌糸という糸のような細胞を伸ばして広がります。柔らかいゴムパッキンやシーリング、木材、壁紙の裏の石こうボードなどでは、菌糸が表面から奥へ入り込み、表面の処理だけでは届かないことがあります。

3つ目は、そもそもカビではない場合です。金属のサビ、水あかと汚れが重なった黒ずみ、すすや排気ガスの汚れ、樹脂の変色などは、黒カビに見えてもカビ取り剤では落ちません。

カビか、汚れかを見分けるポイント

落ちない黒ずみに何度もカビ取り剤を使う前に、それが本当にカビなのかを確かめましょう。

見た目・状態

考えられるもの

確かめ方

点々と散らばる黒い点、ふちがぼやける

黒カビ

湿った場所に多く、季節で増減する

赤茶色の筋やにじみ

金属のサビ

近くに金属の部品やネジがある

白っぽい膜の上の黒ずみ

水あかと汚れ

浴室の鏡や蛇口まわりに多い

天井や壁に均一に広がる灰色の汚れ

すす・ほこり

暖房器具やろうそくの近く、空気の流れに沿う

樹脂部分の全体的な黄ばみ・黒ずみ

素材の変色・劣化

日に当たる場所、古い部品

黒カビは、湿気の多い場所や結露する場所に出やすく、点々と広がり、拭いても同じ場所に戻ってきやすいのが特徴です。冬の札幌の住まいでは、浴室だけでなく、外壁側の部屋の角や窓まわり、北側の部屋のクローゼットなど、結露する場所に黒カビが出やすくなります。

やってはいけない対処

落ちない黒ずみを前にすると、強い薬剤を使ったり、力を入れてこすったりしたくなります。しかし、次のような対処は、素材を傷めたり、健康を害したりする危険があります。

  • 塩素系の製品と酸性の製品を混ぜる、続けて使う(有毒なガスが発生する)

  • 換気をせずに狭い場所で塩素系の製品を使う

  • 金属たわしや硬いブラシで強くこする(素材が傷つき、かえってカビが入り込みやすくなる)

  • 表示に書かれていない素材に使う(木材や壁紙、天然石などは変色することがある)

  • 製品を長時間放置する(素材の劣化や変色の原因になる)

特に注意したいのは、何度も強くこすることです。素材の表面が傷つくと、細かい傷に汚れや水分がたまりやすくなり、次のカビが生えやすい状態になってしまいます。

素材ごとの考え方

落ちない黒カビへの対処は、素材によって変わります。

素材

落ちにくい理由

考え方

浴室のゴムパッキン・シーリング

柔らかく、菌糸が奥まで入りやすい

色が残る場合は打ち替え・交換を検討

タイルの目地

細かい穴が多く色素が残りやすい

目地の補修や専門業者への相談

壁紙(クロス)

裏の石こうボードまで広がることがある

範囲が広い場合は張り替えと下地の確認

木材(窓枠・床・家具)

水分を吸い、奥まで入り込む

塩素系の製品は変色の恐れ、専門業者へ

コンクリート・モルタル

細かい穴に入り込む

水の原因を止め、専門業者へ

浴室のパッキンのように、交換できる部品であれば、色が残った部分は交換した方が早く確実なこともあります。賃貸住宅の場合は、ご自身で交換する前に管理会社や大家さんに相談してください。

落ちない黒ずみに対して次にすること

落とすより先に、水の原因を止める

黒カビが落ちない場所の多くは、同じ場所に繰り返し水分が供給されている場所です。表面のカビを処理しても、結露や水はね、漏水が続けば、また同じ場所にカビが戻ってきます。

  • 浴室:入浴後に壁や床の水を落とし、換気扇を回して乾かす

  • 窓まわり:結露を朝のうちに拭き取り、カーテンを窓から少し離す

  • 外壁側の壁:家具を壁から離し、空気が通るすき間をつくる

  • 水まわりの床:配管の継ぎ目や排水からの漏れがないかを確かめる

札幌の冬は、暖房で暖められた室内と外気の温度差が大きく、冷えた面に結露が起こりやすい季節です。黒カビが毎年同じ場所に出る場合は、その場所がなぜ濡れるのかを考えることが、カビ取りよりも大切な一歩になります。

業者に相談した方がよいサイン

次のような場合は、表面のカビ取りでは対応しきれないことが多いため、専門業者への相談を検討してください。

  • 壁紙の黒ずみが広がり、壁紙の裏やつなぎ目からも黒くなっている

  • 木材の窓枠や床が黒くなり、触ると柔らかい

  • カビ取り剤を使っても1か月ほどで元に戻る

  • 部屋全体や収納の中からカビ臭がする

当社では、含水率測定で素材の水分の状態を確かめ、必要に応じて有料オプションの付着菌検査などでカビの種類を調べ、検査報告書をお出ししています。除去が必要な場合は、素材を削ったり強くこすったりせず、素材に合わせて調整した専用剤でカビを分解・除去し、仕上げに除菌を行うMIST工法®で対応しています。工法の詳細はサービス内容をご覧ください。

場所ごとに多い「落ちない黒ずみ」の例

・浴室のゴムパッキン:カビの根がゴムの奥まで入り込み、色素が残りやすい場所です。表面を拭いても黒い点が残ることがあります。

・目地(タイルのすき間):目地の材料は細かいすき間が多く、カビや汚れがしみ込みやすい素材です。

・窓まわりの木枠:結露の水を吸いやすく、黒ずみやシミになりやすい場所です。木の中まで色がしみ込むと、表面の掃除だけでは取りにくくなります。

・壁紙:表面だけでなく、裏側の石こうボードまで湿っていることがあります。表面を拭いても、裏からまた出てくることがあります。

・シリコンのコーキング:キッチンや洗面台のまわりに使われる素材で、カビが入り込むと落としにくくなります。


ご自身で掃除する時の基本

カビ取りをご自身で行う時は、次の点に注意しましょう。

・マスク、手袋、メガネなどで、目や肌、のどを守る

・窓を開けたり換気扇を回したりして、しっかり換気する

・洗剤は、製品の表示に書かれた使い方と注意事項を守る

・「まぜるな危険」と書かれた製品は、ほかの洗剤とまぜない

・素材を傷めないよう、目立たない場所で試してから使う

無理にこすると、素材の表面が傷つき、かえって汚れやカビが入り込みやすくなることがあります。


黒ずみが残る場所を増やさないために

黒カビは、湿気と汚れがそろう場所で育ちます。掃除の後は、水分をしっかり拭き取り、乾かすことが大切です。

浴室では、入浴後に壁や床の水を流し、水切りワイパーで水を取ってから、換気扇を回しましょう。

窓まわりでは、朝のうちに結露を拭き取り、カーテンを窓にぴったりつけないようにしましょう。


よくある質問

Q. 黒い色が残っていても、カビは死んでいるのですか。

A. 色が残っていることと、カビが残っていることは同じではありません。ただ、色だけで見分けることは難しいため、同じ場所に再び広がってくるようであれば、カビが残っているか、水の原因が続いていると考えてください。

Q. 何度もカビ取り剤を使えば、いつかは落ちますか。

A. 素材に色素が染み込んでいる場合や、カビではない汚れの場合は、何度使っても落ちないことがあります。素材を傷める原因にもなるため、繰り返し使う前に原因を見直してください。

Q. パッキンの黒カビは交換した方がよいですか。

A. 色が残り、表面が劣化している場合は、交換や打ち替えの方が確実なことがあります。浴室の部品であれば、メーカーやリフォーム会社に相談してください。

Q. カビ取り剤とアルコールはどう使い分ければよいですか。

A. それぞれの製品の目的や使える素材が違います。製品の表示を確認し、素材に合ったものを選びましょう。わからない場合は、製品のメーカーに問い合わせると安心です。

Q. 黒ずみが落ちない場合、上から塗装してもよいですか。

A. 原因の湿気やカビが残ったまま塗装すると、塗装の下でカビが広がることがあります。まずは原因を確認することが大切です。

Q. 北海道の住宅で黒カビが出やすい季節はいつですか。

A. 冬は窓や外壁側の壁で結露が起きやすく、黒カビが出やすい季節です。夏も湿度が高い日が続くと、浴室や押入れなどで出ることがあります。

Q. 黒カビのにおいがする場合はどうすればよいですか。

A. 目に見える場所にカビがなくても、家具の裏や押入れの奥、壁の中などでカビが育っていることがあります。においが続く場合は、調査をご相談ください。

Q. 賃貸住宅で黒カビが落ちない場合はどうすればよいですか。

A. まずは管理会社や大家さんに相談しましょう。原状回復の扱いは、契約内容や管理会社の判断によって違います。

Q. 黒カビを落とした後、また出ないようにするにはどうすればよいですか。

A. 換気や除湿で湿気を減らし、水分を残さないことが基本です。カビが生えにくい環境づくりについては、ご相談の際にご提案します。

Q. 重曹やお酢で黒カビは落ちますか。

A. 汚れの種類によっては掃除に使えることがありますが、奥まで入り込んだ黒カビの色素を落とすのは難しいことが多いです。素材を傷めないよう、使い方に注意しましょう。

Q. 目地の黒ずみは、目地を新しくすれば解決しますか。

A. 目地を新しくすると見た目はきれいになりますが、湿気の原因が残っていると、再びカビが出ることがあります。換気や乾燥もあわせて見直しましょう。

まとめ

黒カビが落ちない理由は、カビの色素が素材に残っている、素材の奥までカビが入り込んでいる、そもそもカビではない汚れである、の3つが考えられます。強い製品や力まかせの掃除は、素材を傷めて次のカビを招く原因になります。

まずは黒ずみの正体を見分け、素材に合った対処を選び、何よりその場所が濡れる原因を止めることが大切です。広い範囲や木材、壁紙の裏まで広がっている場合は、専門業者に相談してください。

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カビバスターズ北海道では、含水率測定や付着菌検査・落下菌検査(有料オプション)などの調査から、MIST工法®による除去、カビが生えにくい環境づくりのご提案まで一貫して対応しています。札幌市内をはじめ北海道全域からのご相談を受け付けています。

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