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こたつ布団・ホットカーペット・電気毛布のカビ対策|札幌の冬の暖房器具まわりの湿気と収納

4 日前
読了時間: 10分

更新日:1 日前

11月に入り、札幌でもこたつやホットカーペット、電気毛布を出すご家庭が増えてきます。足元から暖まる暖房器具は、北海道の冬にはありがたい存在です。

ところが、こたつ布団をしまう時に裏側に黒い点がある、ホットカーペットをめくったら床が黒ずんでいた、敷き布団と電気毛布の間がしっとりしている、といったご相談もあります。暖かい器具のまわりは、意外と湿気がこもりやすい場所です。

この記事では、こたつ布団やホットカーペット、電気毛布のまわりでカビが出る理由、使う前の点検、冬の間の手入れ、春にしまう時の注意点を整理しました。手入れの方法は、製品の取扱説明書と洗濯表示もあわせてご確認ください。

この記事の結論 札幌の冬は、朝の最低気温が氷点下になる日が続き、床の表面が冷えやすくなります。こたつやホットカーペット、電気毛布のまわりでは、人から出る湿気が冷えた床側で結露し、布団やカーペットの裏、床にカビが出ることがあります。

床からの冷えと、人から出る湿気

札幌の冬は、日最低気温の平均が12月に-4.0℃、1月に-6.4℃、2月に-6.2℃まで下がります。暖房した部屋の中でも、床の表面や、特に1階の床、外壁に近い床は冷えやすくなります。

札幌の10月から4月の日最低気温の平均

図:札幌の日最低気温の平均(平年値)。オレンジ色の12月から3月は、朝の最低気温が氷点下になるのが平年の姿です。床下や外壁から伝わる冷えで、床の表面温度が下がりやすい季節です。

出典:気象庁「過去の気象データ検索」札幌 平年値(1991〜2020年)

こたつの中やホットカーペットの上では、人の体から汗や湿気が出ます。暖められた湿った空気が、こたつ布団やカーペットの下にある冷えた床に触れると、床との境目で結露が起こることがあります。暖房器具の熱が届かない布団の端や、カーペットの下の床で、湿気がたまりやすくなるのです。

カビが出やすい場所

こたつやホットカーペット、電気毛布のまわりで、カビが出やすい場所と確認のポイントをまとめました。

器具

カビが出やすい場所

確認のポイント

こたつ

こたつ布団の裏、敷き布団の裏、こたつの下の床

布団の床側の面と、床の黒ずみ

ホットカーペット

カーペットの裏、下の床、断熱シートとの間

めくった時の床の湿りと黒い点

電気毛布

敷き布団との間、敷き布団の裏、マットレス

布団をあげた時の床側の湿り

床置きのラグ類

ラグの裏と床の間

床がフローリングかクッションフロアか

ホットカーペットの下に断熱シートやアルミシートを敷いている場合、そのシートと床の間に湿気が閉じ込められることがあります。シートを敷く場合も、定期的にめくって床の状態を確かめてください。

使い始める前の点検

こたつ布団やホットカーペットを出す前に、次の点を確かめておきましょう。

  1. 収納していた布団やカーペットに、カビ臭さや黒い点がないかを見る

  2. 天気の良い日に干すか、暖房した部屋で広げて湿気を飛ばす

  3. 敷く場所の床を掃除機で掃除し、乾いた布で拭く

  4. 床に黒ずみや湿りがないかを確かめてから敷く

  5. 電気製品は、コードや本体に傷みがないかも確認する

しまっている間にカビが生えていた場合は、洗濯表示に従って洗えるものは洗い、洗えないものはクリーニング店に相談してください。カビ臭さが残る布団やカーペットをそのまま使うと、部屋全体のにおいの原因にもなります。

冬の間の手入れ

暖房器具を使っている間は、敷きっぱなしにせず、定期的に湿気を逃がすことが大切です。

  • 週に一度程度、こたつ布団やカーペットをめくり、床と裏側を乾かす

  • 天気の良い日は、こたつ布団を干すか、暖房の効いた部屋で広げて乾かす

  • 電気毛布を使っている布団は、毎朝あげるか、すのこやベッドで床から離す

  • こたつの中で濡れた靴下や洗濯物を乾かさない

  • 飲み物をこぼしたら、すぐに拭き取って乾かす

こたつの中で洗濯物を乾かすのは、湿気をこたつの中に閉じ込めるうえ、火災の危険もあるため避けてください。暖房器具の使い方は、必ず取扱説明書に従ってください。

冬の暖房器具とカビを防ぐ3つの習慣

春にしまう時の注意点

暖房器具のカビは、しまっている間に増えることが少なくありません。春にしまう時に、しっかり乾かしてから収納することが、次の冬のカビを防ぐ一番の対策です。

  • こたつ布団やカバーは、洗濯表示に従って洗い、完全に乾かしてからしまう

  • ホットカーペットや電気毛布は、取扱説明書で洗えるかどうかを確認する

  • 収納袋は通気性のあるものを使い、湿気のこもる押入れの下段は避ける

  • 押入れには、すのこを敷き、壁から少し離して収納する

札幌の住まいでは、押入れやクローゼットの外壁側の壁が冬に冷え、結露してカビが出ることがあります。暖房器具をしまう収納の中の状態も、あわせて確かめておきましょう。

床にカビが出ていた時は

こたつやホットカーペットの下の床に黒いカビが出ていた場合は、床の表面だけでなく、床下からの冷えや湿気が関わっていることがあります。フローリングのすき間から黒ずみが出ている、床がぶかぶかする、カビ臭がするといった場合は、床下の状態を確かめる必要があります。

当社では、含水率測定で床材の水分を確かめ、必要に応じて床下の状態を確認し、MIST工法®でカビの除去を行っています。床下を含めたご相談はサービス内容をご覧ください。

札幌の住まいで、こたつ・ホットカーペットまわりがカビやすい理由

札幌の冬は、外の気温が氷点下になる日が続き、1階の床や外壁に面した床が冷えやすくなります。床が冷えた状態で、上にこたつ布団やホットカーペット、ラグを重ねて敷くと、床と敷物のすき間に空気が通りにくくなります。

こたつやホットカーペットを使うと、敷物の上は暖かくなりますが、その下の床は冷えたままのことがあります。人の体から出る汗や、室内の水蒸気が敷物の中を通って下に移ると、冷えた床の上で結露し、敷物の裏や床の表面に水分が残ります。

特に、フローリングの上に直接ホットカーペットを敷き、その上にラグやこたつ布団を重ねている場合は、何層にも重なった下で湿気が抜けにくくなります。暖房を切った夜の間に床が冷えると、翌朝、敷物をめくった時に床がしっとりしていることがあります。

集合住宅でも、角部屋や1階の部屋、北側の部屋は床が冷えやすい傾向があります。床下に断熱材が入っていても、すき間や断熱の弱い部分があると、その部分だけ床が冷え、カビが点々と出ることがあります。


こたつ・ホットカーペットまわりのセルフチェック

次のような様子があれば、敷物の下や床で湿気がたまっているサインかもしれません。週に1回程度、敷物をめくって確認してみましょう。

・敷物をめくると、床がしっとりしている、または冷たく湿った感じがする

・こたつ布団やラグの裏に、白い粉のようなものや黒い点がある

・こたつ布団を広げた時に、カビ臭さや湿ったにおいがする

・フローリングの表面に、黒っぽいシミや変色が出ている

・電源コードの通り道や、家具の脚のまわりにだけ、黒ずみが集中している

ひとつでも当てはまる場合は、敷物を外して床をしっかり乾かし、床の表面を乾いた布で拭き取ってから敷き直しましょう。床のシミや黒ずみが広がっている、拭いても同じ場所に何度も出る、という場合は、床の下に原因がある可能性もあります。

電気製品のまわりを手入れする時は、必ず電源を切り、コンセントからプラグを抜いてから行ってください。濡れた手でコードやプラグに触れないようにしましょう。


シーズン中の使い方のコツ

こたつやホットカーペットは、使い方を少し工夫するだけで、敷物の下の湿気を減らすことができます。

こたつ布団は、天気のよい日に干す、または干せない日は部屋の中で椅子などに掛けて、裏側にも空気を当てましょう。こたつの中に洗濯物を入れて乾かすのは、こたつ布団に湿気がこもる原因になるため避けてください。

ホットカーペットやラグは、敷きっぱなしにせず、週に1回程度めくって床を乾かす時間をつくります。床の上に湿気を通しにくいシートを重ねる場合も、その下で結露していないか、ときどき確認しましょう。

就寝前や外出前に暖房を切る時は、短い時間でも換気をして、室内の湿った空気を入れ替えておくと、夜の間に床が冷えた時の結露を減らすことができます。

こたつの天板や脚のまわり、こたつ布団と床が接する部分に食べこぼしや飲みこぼしがあると、カビやダニのえさになります。こぼした時はすぐに拭き取り、こたつ布団もこまめに掃除機をかけておくと安心です。


よくある質問

Q. こたつ布団は冬の間、何回くらい干せばよいですか。

A. 決まった回数はありませんが、湿気がこもりやすい床側の面を、週に一度程度乾かすのが目安です。干せない時は、暖房の効いた部屋で広げておくだけでも湿気が抜けます。

Q. ホットカーペットの下に防湿シートを敷けばカビは防げますか。

A. 防湿シートは床からの湿気をさえぎる助けになりますが、シートと床の間やシートの上に湿気がたまることもあります。定期的にめくって状態を確かめてください。

Q. 電気毛布をつけたまま寝ると、布団がカビやすくなりますか。

A. 電気毛布で温められた汗や湿気が、冷えた床側の布団で結露することがあります。毎朝布団をあげる、すのこやベッドを使うなど、床との間に空気を通す工夫が役立ちます。

Q. こたつ布団を洗濯しても大丈夫ですか。

A. 洗濯できるかどうかは、こたつ布団の洗濯表示によって異なります。洗える表示がある場合は、表示に従って洗い、中までしっかり乾かしてから使ってください。中綿が湿ったまま使うと、においやカビの原因になります。洗えない表示の場合は、クリーニング店に相談するのが安心です。

Q. ホットカーペットの裏にカビが出たら、使い続けても大丈夫ですか。

A. まずは電源を切ってプラグを抜き、取扱説明書の手入れ方法を確認してください。裏面のカビが広がっている、においが取れないといった場合は、無理に使い続けず、メーカーや販売店に相談しましょう。あわせて、敷いていた床の状態も確認し、床が湿っていないかを見ておくことが大切です。

Q. 電気毛布は春にどうしまえばよいですか。

A. 取扱説明書の手入れ方法に従い、洗える製品は表示どおりに洗って、中までしっかり乾かしてからしまいます。湿ったまま袋に入れると、収納の中でにおいやカビの原因になります。たたんだ電気毛布は押入れの床に直接置かず、すのこや棚の上に置いて、湿気の少ない場所で保管しましょう。

まとめ

札幌の冬は、朝の最低気温が氷点下になる日が続き、床の表面が冷えやすくなります。こたつやホットカーペット、電気毛布のまわりでは、人から出る湿気が冷えた床側で結露し、布団やカーペットの裏、床にカビが出ることがあります。

週に一度めくって乾かす、天気の良い日に干す、春はしっかり乾かしてからしまう。この3つを習慣にすることで、暖房器具まわりのカビは防ぎやすくなります。

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