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天井のカビの原因と取り方|札幌の冬に部屋の角・天井の隅が黒くなる理由と対処

11月1日
読了時間: 10分

更新日:1 日前

冬になると、部屋の天井の隅や、壁と天井の境目に黒い点が少しずつ増えてくる。拭いてもまた同じ場所に出てくる。札幌の住まいで、毎年この時期から増えてくるご相談です。

天井のカビは、目線より上にあるため気づきにくく、気づいた時には広い範囲に点々と広がっていることも少なくありません。ただ、出る場所にははっきりとした傾向があり、その多くは冬の結露で説明できます。

この記事では、天井にカビが出る理由と出やすい場所、自分で掃除する時の手順と注意点、そして雨漏りや天井裏の結露が疑われる時の見分け方を整理しました。掃除に使う製品は、必ず製品の表示に従ってください。

この記事の結論 天井のカビの多くは、外気で冷えた天井の隅や部屋の角で起こる冬の結露が原因です。室温20℃の部屋で天井の隅が10℃まで冷えていれば、室内の湿度が50%台でも結露が始まります。湿度を上げすぎず、角に空気を届け、換気を止めないことが基本の対策です。

天井の隅にカビが出るのは、そこが一番冷えるから

室内の空気は、暖房で暖められても、外壁や屋根に面した部分では外の冷たさの影響を受けます。特に、外壁と天井がぶつかる部屋の角は、断熱材の入り方が途切れやすく、空気も動きにくいため、部屋の中で最も表面温度が下がりやすい場所です。

暖かく湿った室内の空気がこの冷えた面に触れると、空気が抱えきれなくなった水蒸気が水滴になります。これが表面結露です。目に見えるほどの水滴にならなくても、クロスの表面がしっとりした状態が続けば、ほこりや皮脂汚れを栄養にしてカビが育ちます。

天井の隅の表面温度と結露し始める室内湿度の関係

図:天井の隅の表面温度と、結露し始める室内湿度の関係。室温20℃の部屋で天井の隅が10℃まで冷えていると、室内の湿度が約53%を超えたあたりから結露が始まる計算です。冬の札幌では、加湿器を使っていなくても、調理や入浴、洗濯物の部屋干しでこの程度の湿度になることがあります。

計算:Tetensの式による飽和水蒸気圧から算出。実際の表面温度は建物の断熱や暖房の方法で変わります。

天井でカビが出やすい場所

天井のカビには出やすい場所があります。次の表に、場所ごとの理由と確認のポイントをまとめました。

場所

カビが出やすい理由

確認のポイント

外壁側の天井の隅・部屋の角

外気で冷えて結露しやすい

角に沿って黒い点が線状に並んでいないか

北側の部屋の天井

日が当たらず暖まりにくい

寝室・子ども部屋は特に念入りに

浴室・脱衣所の天井

湯気が上にたまる

入浴後に天井が水滴だらけになっていないか

キッチンの天井

調理の湯気と油汚れ

換気扇から離れた側の天井の点々

押入れ・クローゼットの天井

空気が動かず冷える

戸を閉め切っている収納の上部

最上階・平屋の天井全体

屋根からの冷え・天井裏の結露

天井材のシミや輪じみ

天井全体ではなく「角に沿って」「外壁側だけ」に出ているなら、結露が原因である可能性が高いと考えられます。反対に、部屋の中央や照明器具のまわり、天井板の継ぎ目に輪じみが出ている場合は、天井裏からの水が疑われます。

結露か、雨漏り・天井裏の問題かを見分ける

天井のカビで最初に確かめたいのは、水がどこから来ているかです。室内の結露であれば、暮らし方と換気の見直しで改善できることが多い一方、天井裏の結露や雨漏り、すが漏りが原因であれば、表面を掃除しても再び出てきます。

気づいたこと

考えられる原因

次の行動

外壁側の角に黒い点が並ぶ

室内の表面結露

湿度と換気、家具の配置を見直す

茶色い輪じみ・シミがある

天井裏からの水(雨漏り・すが漏り・配管)

天井裏の点検を相談する

冬の晴れた日の昼にシミが広がる

屋根の雪が解けた水のすが漏り

屋根と天井裏の点検を相談する

天井材がたわむ・柔らかい

長期間の水の影響

早めに専門業者へ

天井からカビ臭がする

天井裏の結露・カビ

点検口から天井裏を確認する

点検口がある住まいでは、懐中電灯で天井裏をのぞき、断熱材のずれや、屋根の下地の黒ずみ、霜や水滴がないかを見ておくと、相談の際に役立ちます。無理に天井裏に入ると天井板を踏み抜く危険があるため、のぞくだけにしてください。

自分でできる天井のカビの掃除手順

結露による小さな範囲のカビで、クロスの表面に点々と出ている程度であれば、ご自身で掃除することもできます。天井は上を向いての作業になるため、カビやほこり、洗剤が顔や目に落ちてこないよう、マスク、ゴーグル、手袋を着けて行ってください。

  1. 部屋の窓を開けて換気し、床に新聞紙やシートを敷く

  2. 脚立を安定した場所に置き、無理な姿勢にならない位置で作業する

  3. 乾いた布やキッチンペーパーで、表面のカビを軽く押さえるように取る

  4. クロスに使える製品を、目立たない場所で試してから使う

  5. 固く絞った布で拭き、布の面を替えながら汚れを広げないようにする

  6. 送風やサーキュレーターで、しっかり乾かす

天井のクロスは、こすると表面が毛羽立ったり、汚れを奥へ押し込んだりします。強くこすらず、押さえるように拭き取るのが基本です。また、スプレーを天井に向けて直接吹き付けると、液が垂れて目に入る危険があります。布に含ませてから拭いてください。塩素系の製品と酸性の製品を混ぜると有毒なガスが発生するため、複数の製品を同時に使わないことも大切です。

カビを再発させない暮らし方

掃除をしても、結露が続けば同じ場所にまたカビが出てきます。天井のカビ対策の中心は、湿度を上げすぎないことと、冷えやすい角に空気を届けることです。

  • 温湿度計を部屋の中央と外壁側に置き、冬の湿度の目安を40〜60%程度にする

  • 加湿器は湿度を見ながら使い、つけっぱなしにしない

  • 外壁側に置いた家具やカーテンボックスが、角の空気を止めていないか見直す

  • サーキュレーターを天井の隅に向けて、ときどき空気を動かす

  • 24時間換気を止めず、給気口のフィルターを掃除しておく

  • 調理中と入浴後は換気扇を回し、湯気を部屋に広げない

寝室の天井の隅は、就寝中の呼吸で湿度が上がり、朝方に最も冷えるため、結露が起こりやすい場所です。寝室のドアを少し開けておく、朝起きたらカーテンを開けて換気するなど、小さな習慣で湿気のたまり方は変わります。

天井のカビを増やさない3つの習慣

業者に相談した方がよいサイン

次のような場合は、表面の掃除だけでは解決しにくいため、専門業者への相談を検討してください。

  • 掃除をしても1か月ほどで同じ場所に戻ってくる

  • 天井に茶色いシミや輪じみがあり、広がっている

  • 天井材がたわんでいる、触ると柔らかい

  • 天井や点検口からカビ臭がする

  • 小さなお子さまや高齢の方が使う部屋で、範囲が広い

当社では、含水率測定で天井材や下地の水分の状態を確かめ、必要に応じてファイバースコープで天井裏の様子を確認します。カビの種類を調べる付着菌検査などの菌検査は有料オプションで、検査を行った場合は検査報告書をお出ししています。除去が必要な場合は、素材を削ったり強くこすったりせず、素材に合わせて調整した専用剤でカビを分解・除去し、仕上げに除菌を行うMIST工法®で対応しています。費用の目安は料金ページをご覧ください。

部屋ごとに多い天井のカビ

・浴室の天井:入浴の湯気が天井で冷やされて水滴になり、カビが出やすい場所です。入浴後は換気扇を回し、天井の水滴をフロアワイパーなどで拭き取りましょう。

・北側の部屋の天井の隅:外気で冷えやすく、結露が起きやすい場所です。家具やカーテンで空気が動きにくいと、カビが出やすくなります。

・キッチンの天井:調理の湯気や油汚れがたまりやすく、そこにカビが出ることがあります。換気扇を回しながら調理しましょう。

・押入れやクローゼットの天井:扉を閉めたままにすると湿気がこもり、天井の隅にカビが出ることがあります。

・最上階や屋根に近い部屋の天井:屋根の断熱や、天井裏の換気の状態が影響することがあります。


天井のカビを掃除する時の注意点

天井の掃除は、上を向いての作業になるため、カビや洗剤が目や顔に落ちてこないよう注意が必要です。マスク、手袋、メガネを必ずつけましょう。

脚立や踏み台を使う場合は、安定した場所に置き、無理な姿勢で作業しないようにしましょう。高い場所や広い範囲の作業は、無理をせず、専門業者に相談するのが安心です。

天井の素材によっては、水や洗剤でシミができたり、傷んだりすることがあります。目立たない場所で試してから掃除しましょう。


札幌の冬に天井で結露が起きやすい理由

札幌の冬は外の気温が低いため、外壁と天井が交わる部屋の角は、特に冷えやすくなります。暖房で暖められた湿った空気は上の方にたまりやすく、冷えた天井の隅で結露が起きることがあります。

部屋の湿度が高いと、天井の隅の結露も増えます。加湿のしすぎや、室内干し、開放型のストーブの使用などで、湿度が上がりすぎていないか確認しましょう。

サーキュレーターで部屋の空気をかきまぜると、天井付近にたまった暖かい空気が動き、天井の隅の温度差を小さくする助けになります。


よくある質問

Q. 天井のカビは、上から白いペンキやスプレーで隠してもよいですか。

A. 塗装で見えなくしても、結露や水の原因が残っていれば、塗膜の下や周囲でカビが再び育つことがあります。まず原因を確かめ、カビを取り除いて乾かしてから仕上げるのが基本です。

Q. 賃貸住宅で天井にカビが出ました。どうすればよいですか。

A. 天井のカビは、建物側の断熱や雨漏りが関わっていることもあります。自分で強い製品を使う前に、写真を撮って管理会社や大家さんに連絡してください。

Q. 天井の隅だけカビるのはなぜですか。

A. 外壁と天井がぶつかる角は、外気で冷えやすく、空気も動きにくいため、部屋の中で最も結露しやすい場所だからです。家具の配置と空気の流れを見直すと改善することがあります。

Q. 天井のシミが少しずつ広がっています。どうすればよいですか。

A. 雨漏りや上の階からの水漏れ、天井裏の結露などが考えられます。広がっている場合は、早めに管理会社や専門業者に相談しましょう。

Q. 天井のカビを掃除する道具は何があると便利ですか。

A. 柄の長いフロアワイパーや、取り付け式のスポンジなどを使うと、脚立に乗らずに作業できる範囲が広がります。

Q. 天井のカビ臭さが2階全体に広がっています。原因は何ですか。

A. 天井裏や屋根まわりの湿気、換気の不足などが関係していることがあります。においが広い範囲に広がっている場合は、調査をご相談ください。

Q. 天井のカビを掃除した後、再発を防ぐにはどうすればよいですか。

A. 換気と湿度の管理が基本です。部屋の空気を動かし、加湿しすぎないようにしましょう。

まとめ

天井のカビの多くは、外気で冷えた天井の隅や部屋の角で起こる冬の結露が原因です。室温20℃の部屋で天井の隅が10℃まで冷えていれば、室内の湿度が50%台でも結露が始まります。湿度を上げすぎず、角に空気を届け、換気を止めないことが基本の対策です。

一方で、茶色いシミや輪じみ、天井材のたわみがある場合は、天井裏の結露や雨漏り、すが漏りが疑われます。表面の掃除で済ませず、原因を確かめることをおすすめします。

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カビバスターズ北海道では、含水率測定や付着菌検査・落下菌検査(有料オプション)などの調査から、MIST工法®による除去、カビが生えにくい環境づくりのご提案まで一貫して対応しています。札幌市内をはじめ北海道全域からのご相談を受け付けています。

まずはご自宅のカビ発生リスクを確認したい方は カビ自己診断・費用概算 をご利用ください。料金の目安は料金ページ、札幌市内のご依頼は札幌市のカビ取りをご覧ください。


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