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札幌のカーテン・ブラインド・窓際のカビ対策|冬の厚手カーテンが結露を増やす理由

10月5日
読了時間: 12分

更新日:19 時間前

冬になると、カーテンの裾に黒い点々が出ていた、レースカーテンの窓側だけが灰色っぽく汚れていた、ブラインドの羽根にほこりと一緒に黒い汚れがこびりついていた、というご相談が増えます。窓際は、札幌の住まいで冬に最もカビが出やすい場所のひとつです。

原因の中心は窓の結露ですが、実はカーテンの使い方によって、結露の量や乾きやすさは大きく変わります。寒さ対策のために厚手のカーテンを一日中閉めていると、窓とカーテンの間が冷え切り、ガラスやサッシにより多くの結露が出ることがあります。その水分をカーテンの裾が吸い込み、乾かないまま次の夜を迎えることが、カーテンのカビの典型的な流れです。

この記事では、窓そのものの断熱や結露の話ではなく、カーテン・ブラインドと窓際の家具に焦点を当てて、冬の札幌でカビを出さない使い方と手入れの方法を整理します。

この記事の結論 冬の札幌の窓際は、外の寒さでガラスやサッシが冷え、厚手のカーテンが窓との間に冷たい空気を閉じ込めることで、結露が出やすい環境になります。カーテンの裾やレースカーテン、ブラインドにカビが出るのは、その結露の水分を吸い込み、乾かないまま次の夜を迎えることが続くためです。

厚手のカーテンで窓の結露が増える仕組み

冬の夜、厚手のカーテンを閉めると、部屋の暖かい空気は窓ガラスに届きにくくなります。部屋は暖かく保たれますが、カーテンと窓の間の空間は外の冷たさで冷やされ、ガラスやサッシの表面温度はさらに下がります。そこへ、カーテンの上下や左右のすき間から部屋の湿った空気が少しずつ入り込むと、冷えたガラスで結露します。

空気中の水蒸気が水滴になり始める温度を露点温度といいます。室温20℃の部屋の露点温度は、湿度40%で約6℃、湿度50%で約9℃、湿度60%で約12℃と計算されます。札幌の冬の夜は外気が氷点下になることが多いため、窓ガラスやアルミサッシの表面温度はこれらの露点を下回りやすく、カーテンを閉めて窓際が冷えるほど、結露はより出やすくなります。

カーテンと窓の間に閉じ込められた冷たい空気は、カーテンの下から床へ流れ出し、足元が冷える原因にもなります。これをコールドドラフトといいます。足元が寒いと暖房の設定温度を上げたくなりますが、室温が上がって空気中の水蒸気量が同じままであれば、窓際との温度差はさらに広がります。

出典:露点温度は計算値(Magnus式による近似)

カーテン・ブラインドでカビが出やすい場所

カーテンのカビは、生地全体に均一に出るわけではありません。結露した水にふれる部分、空気が動かず乾きにくい部分、ほこりや汚れがたまりやすい部分に集中します。どこを見ればよいかを知っておくと、早めに気づくことができます。

カーテンのカビを防ぐ3習慣
  • カーテンの裾(床や窓台にふれている部分)

  • レースカーテンの窓側の面、とくに下半分

  • カーテンを束ねるタッセルで押さえられた折り目の内側

  • ブラインドの羽根の窓側の面と、羽根をつなぐひもやラダーコード

  • ロールスクリーンを巻き上げた内側、下端のウエイトバー

  • カーテンレールの上、カーテンボックスの内側のほこり

レースカーテンは窓に近い位置にかかっているため、結露したガラスに直接ふれたり、水滴がはねたりしやすく、厚手のカーテンよりも先にカビが出ることがよくあります。窓側の面に灰色や黒のまだら模様が出ていたら、カビを疑ってみてください。

ブラインドやロールスクリーンは、羽根や生地の表面にほこりがたまりやすく、そのほこりが結露の水分を含むとカビの栄養になります。とくにロールスクリーンは、湿ったまま巻き上げると内側に湿気が閉じ込められ、次に下ろしたときに黒い斑点が見つかることがあります。

冬の朝にやるカーテンと窓際の手順

カーテンのカビを防ぐうえで最も効果があるのは、朝の数分の習慣です。夜の間に出た結露を、日中のうちに乾かしきることを目標にしましょう。

  1. 起きたらすぐにカーテンを開け、窓とカーテンの間の冷えた空気を部屋の空気と入れ替えます。

  2. 窓ガラスとサッシの下枠の結露を、吸水性のよい布や結露取りワイパーで拭き取ります。

  3. カーテンの裾が湿っていないか手でふれて確認し、湿っていれば束ねずに広げて乾かします。

  4. ロールスクリーンやブラインドは、結露で濡れたまま巻き上げたり閉じたりしないようにします。

  5. 日中はできるだけカーテンを開けておき、窓際に日差しと部屋の暖かい空気を当てます。

札幌の冬は日照時間が短く、平年値では12月の日照時間は82.7時間、1月は90.4時間です。日差しで窓際が温まり、結露が乾く時間はもともと限られています。朝にカーテンを開けるのが遅れたり、日中もカーテンを閉めたままにしていたりすると、前の晩の結露が乾かないまま夜を迎えることになります。

札幌の月別日照時間(平年値)

図:札幌の月別日照時間(平年値)。11月から1月は日照時間が月100時間を下回ります。窓際が日差しで温まり乾く時間が短く、カーテンを閉めている時間も長くなる季節です。 出典:気象庁「過去の気象データ検索」札幌 平年値(統計期間1991〜2020年)日照時間

日中に家を空けるご家庭では、外出前にカーテンを開けて結露を拭いておくだけでも違いが出ます。防犯やプライバシーが気になる場合は、厚手のカーテンは開けてレースカーテンだけを閉めるなど、窓際に空気が動く状態をつくる工夫をしてみてください。

出典:気象庁「過去の気象データ検索」札幌 平年値(統計期間1991〜2020年)

カーテンの選び方と掛け方の見直し

カーテンの長さや掛け方も、カビの出やすさに関わります。床まで届く長いカーテンや、窓台に裾がのるカーテンは、結露の水が流れ落ちた場所に裾がふれ、水を吸い上げやすくなります。窓台のある腰窓であれば窓台から少し上、掃き出し窓であれば床から少し浮く程度の長さにすると、裾が水にふれにくくなります。

断熱性をうたう厚手のカーテンや裏地付きのカーテンは、部屋の暖かさを保つうえで役立ちます。ただし、窓との間の空気が冷えやすくなる面もあるため、結露の拭き取りと朝の開放を前提に使うことが大切です。カーテンの上部から冷気が下りてくるのが気になる場合は、カーテンボックスを設ける、窓の上部までしっかり覆う丈にするといった方法もあります。

窓まわりの種類

カビが出やすい部分

手入れのポイント

厚手カーテン

裾・タッセルの折り目

朝に開けて裾を広げて乾かす

レースカーテン

窓側の面の下半分

ガラスにふれない位置に掛ける

ブラインド

羽根の窓側・ひも

羽根を閉じたまま濡らさない

ロールスクリーン

巻き上げた内側・下端

濡れたまま巻き上げない

プリーツ・ハニカム系

ひだの奥のほこり

取扱説明書に従いほこりを払う

レースカーテンは、窓ガラスに近すぎると結露にふれやすくなります。二本のレールのうち窓側にレース、部屋側に厚手のカーテンを掛けるのが一般的ですが、レースがガラスに押し付けられるほど窓に近い場合は、掛け方を見直してみてください。

カーテン・ブラインドの洗い方と手入れの頻度

カーテンにはほこりや皮脂、たばこや調理のにおいなどが少しずつたまり、カビの栄養源になります。季節の変わり目、とくに暖房を使い始める前の秋と、結露の季節が終わった春に洗うことを目安にするとよいでしょう。洗う際は、カーテンについている洗濯表示を必ず確認し、家庭で洗えるかどうか、水温や脱水の条件を守ってください。

家庭で洗える場合は、フックを外し、ほこりをはたいてから洗濯ネットに入れて洗います。洗い終わったら、脱水は短めにしてカーテンレールに掛けて干すと、しわが伸びながら乾きます。冬に干す場合は、窓を拭いてから掛け、部屋の暖房や換気でしっかり乾かしましょう。生乾きのまま閉めると、かえってカビの原因になります。

手入れの内容

目安の時期

注意点

ほこりを払う・掃除機をかける

月1回程度

裾とひだの奥を重点的に

カーテンの洗濯

秋と春の年2回程度

洗濯表示を確認し表示に従う

ブラインドの拭き掃除

月1回程度

羽根の窓側も忘れずに

窓とサッシの結露拭き

冬は毎朝

下枠の水たまりも拭き取る

カーテンレールの掃除

カーテン洗濯のとき

上面のほこりを取る

すでにカーテンに黒い斑点が出ている場合、漂白剤を使えるかどうかは素材と洗濯表示によって異なります。塩素系の漂白剤は色柄物の色を落とすことがあり、酸性タイプの製品と混ざると有害なガスが発生する危険があります。使う場合は必ず製品と洗濯表示に従ってください。落ちない場合は、クリーニング店に相談するか、買い替えを検討しましょう。

部屋ごとに違う窓際のカビの出方

同じ家の中でも、部屋によって窓際のカビの出方は違います。人がいる時間が長く湿気の出やすい部屋、暖房が弱い部屋、日が当たりにくい部屋では、結露の量も乾きやすさも変わるためです。自宅の窓を一つずつ思い浮かべながら、注意したい部屋を把握しておきましょう。

寝室は、就寝中に人の呼吸や汗から水蒸気が出るうえ、夜の間ずっとカーテンを閉め、朝も起きてすぐに部屋を出てしまうことが多いため、結露が乾かないまま一日が過ぎがちです。朝の身支度の前に、寝室のカーテンを開けて窓を拭く習慣をつけるだけでも効果があります。

北側の部屋や、普段使っていない部屋は、暖房を弱めたり止めたりしていることが多く、窓際が一日中冷えています。人の出入りが少ないためカーテンの開け閉めもされず、気づいたときには裾一面にカビが出ていることがあります。使っていない部屋も、週に何度かはカーテンを開けて窓際の状態を確認してください。

部屋別に見ておきたい窓際のポイント

  • リビングの掃き出し窓:床に届くカーテンの裾と、窓際のソファやラグの裏

  • 寝室の窓:朝に開けるのが遅れがちなカーテンと、窓際のベッドのヘッド側

  • 子ども部屋の窓:窓の下に置いた机や収納、ぬいぐるみなどの布製品

  • 北側・未使用の部屋:閉めたままのカーテンの裾と窓台

  • 出窓:窓台に置いた小物の下、出窓の天板と側面の角

窓際の家具・ベッド・収納の配置にも注意

窓際のカビは、カーテンだけでなく、窓の下や窓際に置いた家具にも広がることがあります。窓の下に本棚や収納ボックス、ソファ、ベッドを壁にぴったり付けて置くと、その裏側は空気が動かず、窓から下りてくる冷たい空気で冷やされます。結露した水が壁を伝って家具の裏に流れ込むこともあります。

窓の下や外壁側に家具を置く場合は、壁から数センチ離して空気の通り道をつくり、冬の間ときどき家具の裏をのぞいて確認しましょう。窓の下にパネルヒーターがある住宅では、ヒーターの前をふさがないようにすると、窓際が温まり結露が出にくくなります。家具やカーテンで暖房器具を覆うと、暖房の効きが悪くなるだけでなく、窓際が冷えたままになります。

カーテンを洗っても窓際のカビ臭さが残る、窓の下の壁紙が浮いたり黒ずんだりしている、窓枠の木部が変色しているといった場合は、結露の水が壁の内部まで回っている可能性があります。カビバスターズ北海道では、含水率測定で壁や窓枠の湿り具合を確認し、必要に応じて付着菌検査(有料オプション)やファイバースコープによる壁内の確認を行ったうえで、対処方法をご提案しています。

よくある質問

Q. 夜はカーテンを閉めないほうが結露は減りますか。

A. カーテンを閉めないと窓際が冷えにくくなる面はありますが、部屋が寒くなり暖房の負担が増えます。夜はカーテンを閉め、朝にすぐ開けて結露を拭き取り、日中はできるだけ開けておくという使い分けが現実的です。

Q. カビ対策をうたう加工のカーテンなら、カビは生えませんか。

A. カビ対策の加工はカビが育ちにくくなるよう工夫されたものですが、結露で濡れたままの状態が続けばカビが出ることもあります。加工の有無にかかわらず、結露の拭き取りと定期的な洗濯を続けることが大切です。

Q. カーテンのカビを見つけたら、すぐに洗濯機で洗ってもよいですか。

A. まず洗濯表示を確認し、家庭で洗えるかを確かめてください。洗う前に屋外でほこりやカビを軽く払い、ほかの洗濯物とは分けて洗うと安心です。洗った後は洗濯機のふたを開けてよく乾かし、必要に応じて槽の手入れも行いましょう。

Q. 窓に貼る結露防止シートや吸水テープは効果がありますか。

A. 吸水テープは下枠に流れる水を一時的に受け止める補助になりますが、吸った水が乾かないとテープ自体にカビが出ることがあります。貼る場合も、こまめに状態を確認し、湿ったままなら交換してください。結露の拭き取りと朝の換気を基本とし、補助として使うのがおすすめです。

まとめ

冬の札幌の窓際は、外の寒さでガラスやサッシが冷え、厚手のカーテンが窓との間に冷たい空気を閉じ込めることで、結露が出やすい環境になります。カーテンの裾やレースカーテン、ブラインドにカビが出るのは、その結露の水分を吸い込み、乾かないまま次の夜を迎えることが続くためです。

朝にカーテンを開けて結露を拭く、裾が水にふれない長さにする、秋と春に洗濯表示に従って洗う、窓際の家具は壁から離す。こうした小さな習慣の積み重ねが、窓際のカビを抑える近道です。暖房を本格的に使い始める前の今の時期に、カーテンを一度洗い、窓際の配置を見直してみてください。

カビのご相談はカビバスターズ北海道へ

カビバスターズ北海道では、含水率測定や付着菌検査・落下菌検査(有料オプション)などの調査から、MIST工法®による除去、カビが生えにくい環境づくりのご提案まで一貫して対応しています。札幌市内をはじめ北海道全域からのご相談を受け付けています。

まずはご自宅のカビ発生リスクを確認したい方は カビ自己診断・費用概算 をご利用ください。料金の目安は料金ページ、札幌市内のご依頼は札幌市のカビ取りをご覧ください。


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