札幌のオフィス・事務所のカビ対策|冬の窓際・給湯室・書類棚の結露とカビ臭を防ぐ
更新日:15 時間前

札幌のオフィスや事務所で、冬になると「窓際のブラインドに黒い点が出る」「給湯室の流し下がカビ臭い」「書類棚の奥の段ボールが湿っている」といった相談が増えます。暖房で室内は暖かく、外は氷点下。この温度差が、オフィスでも住宅と同じように結露とカビの原因になります。
この記事では、札幌・北海道の事務所で冬にカビが出やすい場所と原因、総務・管理担当の方が今日からできる対策、点検用のチェック表、カビを見つけたときの判断の目安をまとめました。
札幌のオフィスで冬にカビが出る原因
カビが育つには「湿気」「栄養(ほこり・紙・木材・手あか)」「適した温度」がそろう必要があります。オフィスは人が多く、パソコンや暖房で室温が20℃台に保たれるため、湿気さえあればカビにとって条件がそろいやすい環境です。
1. 窓・外壁側の冷えた面で起きる結露
暖かく湿った空気が、外気で冷えた窓ガラスやサッシ、外壁側の壁に触れると、空気中の水蒸気が水滴になります。これが結露です。空気が水滴を出し始める温度を「露点温度」といい、室内の湿度が高いほど露点温度も高くなります。つまり、湿度が高いほど少し冷えた面でも結露しやすくなります。

上のグラフは、室温22℃のときの湿度と露点温度の関係です(一般的な計算式による目安)。湿度40%なら露点は約7.8℃ですが、60%では約13.9℃まで上がります。冬の札幌では、窓ガラスやサッシの下部、外壁側の柱まわりがこの温度を下回ることが多く、湿度を上げすぎると窓まわりが濡れやすくなります。
2. 人・加湿器・給湯室から出る水蒸気
人の呼吸や汗、加湿器、給湯室のポットや食器洗い、会議室での飲み物など、オフィスには水蒸気の発生源がたくさんあります。人数が多い会議室や、夕方に人が帰って暖房が止まったあとの部屋では、窓や壁が冷えて結露が出やすくなります。
3. 空気が動かない場所
書類棚の裏、キャビネットと壁のすき間、倉庫・書庫、パーテーションで囲まれた一角など、空気がよどむ場所は湿気が抜けにくく、カビが出やすくなります。床に直置きした段ボールや紙の書類はカビの栄養にもなります。
オフィス・事務所でできる冬のカビ対策
1. 湿度計を置いて「40〜60%」を目安に管理する
建築物衛生法では、一定規模以上の事務所ビル(特定建築物)の空気環境の基準として、相対湿度40%以上70%以下、温度18℃以上28℃以下が定められています(厚生労働省「建築物環境衛生管理基準」)。冬の札幌では乾燥しやすい一方、窓際の結露を考えると、加湿は40〜60%を目安にとどめ、窓が毎朝濡れるなら加湿を控えめにするのが現実的です。湿度計は窓際と部屋の中央など2か所に置くと差がわかります。
2. 窓際は「空気を当てる・物を寄せない」
ブラインドやロールスクリーンを閉め切ると、窓との間に冷たい空気がたまり結露が増えます。退社時はブラインドを少し開ける、窓際に段ボールや書類を置かない、サーキュレーターで窓に向けて弱く風を送るなど、窓まわりの空気を動かしてください。サッシに水がたまったら、その日のうちに拭き取るのが基本です。
3. 換気設備・給気口を止めない、ふさがない
寒いからと給気口を閉じたり、換気扇を止めたりすると、室内の湿気が逃げにくくなります。給気口の前に棚やパーテーションを置かない、フィルターのほこりを定期的に掃除する、換気設備の運転状況をビル管理会社と確認するなど、換気を止めない工夫が大切です。
4. 給湯室・トイレは「使ったら乾かす」
給湯室の流し下は配管の結露や水はねで湿りやすい場所です。収納の中に濡れたふきんやスポンジを入れない、扉を時々開けて乾かす、排水まわりのぬめりを定期的に掃除する、といった習慣でカビ臭を防げます。
5. 書類・段ボールは床と壁から離して保管する
書類箱や段ボールは床に直置きせず、すのこや棚で床から浮かせ、外壁側の壁からは数cm以上離して置きます。長期保管の書類はプラスチックケースに移し替えると、湿気とカビの栄養の両方を減らせます。
6. 休日・夜間の暖房設定を見直す
夜間や週末に暖房を完全に止めると、室温が下がって窓や壁の温度も下がり、朝に結露が出やすくなります。ビルの運用に合わせて、低めの温度での運転やタイマーの活用を検討してください。
オフィスのカビ点検チェック表
場所 | チェックすること | 出やすいサイン |
窓・サッシ | 朝に水滴がたまっていないか | パッキンやブラインドの黒い点 |
外壁側の壁 | 家具・棚の裏が冷たく湿っていないか | 壁紙のシミ、カビ臭 |
給湯室 | 流し下・配管まわりが濡れていないか | 収納内のにおい、底板の黒ずみ |
会議室 | 使用後に窓が曇っていないか | 窓際の床・巾木の黒ずみ |
倉庫・書庫 | 段ボールが床・壁に接していないか | 箱の底の波打ち、白い粉状のカビ |
空調・換気 | 吹出口・給気口にほこりがたまっていないか | 吹出口まわりの黒い点、運転時のにおい |
カビを見つけたときの対処
窓ガラスやサッシ、机の天板など、表面だけに出た小さなカビは、マスクと手袋をつけ、換気しながら消毒用エタノールを含ませた布で拭き取り、よく乾かします。こすって広げないよう、拭いた布はビニール袋に入れて処分してください。塩素系の薬剤は、素材の変色や他の洗剤との混用に注意が必要です。
次のような場合は、表面を拭くだけでは原因が残ることが多いため、専門業者への相談をおすすめします。
壁紙の広い範囲にシミや黒い点が出ている
拭いてもすぐ同じ場所に出てくる
カビ臭が部屋全体やフロアに広がっている
水漏れや雨漏り、すが漏れのあとに壁や天井が湿っている
空調の吹出口や天井まわりに黒い点が出ている
カビバスターズ北海道では、含水率の測定などの現地調査で湿気の原因を確認し、MIST工法®により建材を削らずに除カビを行い、カビが生えにくい環境づくりをご提案します。カビの種類や量を詳しく確認したい場合は、施工前に行う有料オプションとして菌検査もご用意しています。
オフィスでカビが出やすい場所
オフィスの中でも、カビが出やすい場所にはいくつかの共通点があります。
・窓際の壁やブラインド:外の冷たい空気で冷やされ、結露が起きやすい場所です。ブラインドの羽根に結露がつき、黒ずみが出ることもあります。
・会議室や倉庫など、普段使わない部屋:人の出入りが少なく、空気が動きにくいため、湿気がこもりやすくなります。
・給湯室:お湯を沸かしたり、食器を洗ったりするため、水蒸気が多く出ます。流し台の下の収納も、湿気がこもりやすい場所です。
・書庫やキャビネットの裏:書類や段ボールは湿気を吸いやすく、壁にぴったりつけて置くと、裏側でカビが育ちやすくなります。
・天井の吹き出し口のまわり:空調の吹き出し口のまわりに、黒い汚れが出ることがあります。結露やほこりが原因のこともあります。
カビ臭さが職場にもたらす影響
職場にカビ臭さがあると、働く人が不快に感じたり、来客に悪い印象を与えたりすることがあります。
書類や備品にカビが付くと、大切な書類が読みにくくなったり、処分が必要になったりすることもあります。
体調面で気になることがある場合は、自己判断せず、医療機関に相談しましょう。
休日や長期休暇の前にできること
年末年始や大型連休など、オフィスを長く閉める前には、次のような点を確認しておくと安心です。
・加湿器の電源を切り、タンクの水を捨てて乾かしておく
・給湯室の流し台やふきんを乾かしておく
・窓際に書類や段ボールを置かないようにする
・換気設備や給気口を止めない、ふさがない
・暖房の設定を、建物の管理者の案内に従って確認する
オフィスでカビの相談をする時に伝えるとよいこと
業者に相談する時は、次のような情報を伝えると、状況を把握しやすくなります。
・カビが出ている場所と、おおよその広さ
・カビに気づいた時期と、季節による変化
・建物の種類(自社ビル、テナントビルなど)と、管理会社の有無
・営業時間や、作業できる日時の希望
・カビ臭さの有無と、においが強くなる時間帯
写真を撮っておくと、現地を見る前でも状況を伝えやすくなります。
よくある質問
Q1. オフィスの加湿器はカビの原因になりますか?
A. 加湿器そのものよりも、加湿のしすぎと手入れ不足が問題になりやすいです。湿度計を見ながら40〜60%を目安にし、タンクの水は毎日入れ替え、フィルターやトレーを定期的に掃除してください。
Q2. テナントとして入っている事務所でカビが出たら、誰に相談すればよいですか?
A. まずはビルの管理会社やオーナーに、場所と状況の写真を添えて連絡するのがおすすめです。窓・外壁・空調などの共用設備が原因の場合もあるため、自己判断で壁紙をはがしたりせず、相談のうえで対応を決めてください。
Q3. 業者に相談すると、営業を止める必要がありますか?
A. 範囲や場所によって異なります。カビバスターズ北海道では、現地調査の際に作業範囲と日程をご相談し、休業日や業務時間外での作業も含めて検討します。お見積りは無料です。
Q. オフィスの空調からカビ臭いにおいがします。どうすればよいですか。
A. 空調の内部に汚れやカビがたまっている可能性があります。ビルの空調設備の場合は、まずビルの管理会社に相談しましょう。
Q. 書類にカビが付いてしまいました。どうすればよいですか。
A. カビが付いた書類は、ほかの書類に移らないよう、袋に入れて分けて保管しましょう。重要な書類の場合は、修復の専門家に相談する方法もあります。
Q. オフィスの床のカーペットにカビが出ることはありますか。
A. 窓際や、水をこぼしやすい場所、加湿器の近くなどで、カーペットが湿ったままになると、カビが出ることがあります。濡れた時は早めに乾かしましょう。
Q. 小さな事務所でも相談できますか。
A. 小さな事務所や店舗でもご相談いただけます。お見積りは無料ですので、お気軽にご連絡ください。
Q. 観葉植物はオフィスのカビの原因になりますか。
A. 鉢の土や受け皿の水から湿気が出るため、水のやりすぎや、受け皿に水がたまったままの状態には注意しましょう。土の表面にカビが出ることもあります。
Q. オフィスの窓際のブラインドに黒い汚れがあります。カビですか。
A. 結露の水とほこりがたまり、カビが出ている可能性があります。取り外して洗えるタイプは、取扱説明書を確認して掃除しましょう。
Q. 社員がカビ臭さを気にしています。まず何から始めればよいですか。
A. においが強い場所を確認し、湿度計で湿度を測りましょう。換気や除湿で改善しない場合や、においのもとがわからない場合は、調査をご相談ください。
Q. 作業は営業時間外にお願いできますか。
A. 作業の日時は、建物の状況や作業内容に合わせてご相談に応じます。まずはご希望をお知らせください。
Q. 湿度計はオフィスのどこに置けばよいですか。
A. 窓際と部屋の中央など、何か所かに置くと、場所による違いがわかります。直射日光や、エアコンの風が直接当たる場所は避けましょう。
Q. カビを見つけた時、社員で掃除してもよいですか。
A. 小さな範囲であれば、マスクと手袋をつけて拭き取る方法もあります。範囲が広い場合や、何度も出る場合は、専門業者に相談しましょう。
まとめ
札幌のオフィスのカビは、暖房した室内と冷えた窓・外壁の温度差による結露が主な原因
湿度40〜60%を目安に管理し、窓際・給湯室・書類棚の「空気がよどむ場所」を重点的に点検
広い範囲のシミ、くり返すカビ、フロア全体のカビ臭は、原因調査を含めて専門業者に相談
札幌・北海道のオフィスのカビ相談はカビバスターズ北海道へ
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