札幌のパントリー・床下収納のカビ対策|食品ストックを守る冬の湿気と点検のコツ
更新日:19 時間前

「床下収納のふたを開けたら、カビ臭い」「パントリーの奥にしまっていた乾物の袋に白い点がついていた」。札幌では10月から3月にかけて、こうしたご相談が増えます。パントリーや床下収納は、扉を閉めたままの時間が長く、床に近いぶん温度も低くなりやすい場所です。暖かい部屋の空気が流れ込むと、気づかないうちに湿気がこもります。
この記事では、カビバスターズ北海道が札幌・北海道の住まいの調査で見てきたポイントをもとに、パントリー・床下収納にカビが出る原因と、ご家庭でできる対策、点検のしかたをまとめました。
パントリー・床下収納にカビが出る原因
原因は大きく3つです。
1. 床に近く、冬は温度が下がりやすい 床下収納の箱(収納庫)は床下の空間に接しています。北海道の住宅は基礎や床の断熱がしっかりしている家が多いものの、収納庫まわりは断熱が途切れやすく、冬は室内より温度が低くなることがあります。パントリーも北側や外壁沿いに配置されていると、壁や床が冷えやすくなります。
2. 扉を閉めたままで空気が動かない 食品ストックは「暗く・涼しい場所」に置くのが基本のため、扉を閉めっぱなしにしがちです。空気が入れ替わらないと、持ち込まれた湿気が逃げません。
3. 湿気を持ち込むものが多い 野菜(じゃがいも・玉ねぎ)、米、段ボール箱、紙袋、ペットボトルの結露などが湿気の元になります。とくに冬の買い置き野菜の段ボールは、湿気を吸いやすく、カビの栄養源にもなります。
冷えた収納庫では湿度が一気に上がる
室温20℃・湿度50%の空気でも、その空気が冷えた収納庫の中に入ると、温度が下がるぶん相対湿度は上がります。下のグラフは、同じ空気(20℃・50%)が各温度まで冷えたときの相対湿度を計算したものです。収納庫の中が12℃なら約83%、10℃なら約95%になり、約9.3℃(この空気の露点温度)を下回ると結露が始まります。

カビは一般に湿度が高い状態が続くと増えやすいとされています。「部屋の湿度は50%だから大丈夫」と思っていても、冷えた収納の中は別の環境になっている点に注意が必要です。
パントリー・床下収納のカビ対策
1. 月に1回は扉・ふたを開けて換気する
床下収納のふたやパントリーの扉を10〜15分ほど開け、空気を入れ替えます。換気扇やサーキュレーターで部屋の空気を軽く流すと効率的です。在庫確認のついでに行うと習慣にしやすくなります。
2. 段ボールのまま保管しない
野菜や飲料の段ボール箱は、届いたら中身を出してプラスチックのかごや通気性のあるケースに移します。段ボールは湿気を吸い、カビの栄養源にもなるため、収納の中に長く置かないことが大切です。
3. 床や壁から少し離して置く
収納庫の底や壁に物をぴったり付けると、その面が冷えて結露しやすくなります。すのこや脚付きのラックを使い、床・壁から数センチ離すと空気が通ります。
4. 詰め込みすぎず、7〜8割にとどめる
物を詰め込むと空気が動かず、奥の湿気が抜けません。奥に何があるか見える量にとどめると、カビの早期発見にもつながります。
5. 温湿度計と除湿剤を置く
小型の温湿度計を中に置き、湿度を確認します。湿度が高い状態が続くなら、置き型の除湿剤を併用し、満水になったら交換します。除湿剤は「置いたら終わり」ではなく、定期的な確認が必要です。
6. 室内の湿度を上げすぎない
冬の加湿や部屋干しで室内の湿度が高いと、冷えた収納に湿気が集まります。室温20℃前後なら湿度40〜50%台を目安にし、加湿のしすぎに注意します。
パントリー・床下収納のカビチェック表
チェック項目 | 目安・見るポイント | 当てはまったら |
ふた・扉を開けるとカビ臭い | 土のような・かび臭いにおい | 中身を出して換気し、表面を確認 |
段ボール箱を入れたまま | 1か月以上置いている | かご・ケースに移し替える |
収納庫の底・壁がひんやり湿っている | 手で触れて冷たい・しっとり | すのこで浮かせ、除湿剤を置く |
食品の袋や箱に白・緑・黒の点 | 乾物・米袋・紙箱の角 | その食品は使わず処分する |
収納庫のふちや壁紙に黒ずみ | 同じ場所に毎年出る | 結露や断熱の弱点の可能性。点検を検討 |
温湿度計の湿度が高いまま | 換気しても下がらない | 除湿機の併用や専門業者への相談 |
カビが出たときの対処
ご家庭でできる範囲
カビが付いた食品は使わずに処分します(見えている部分だけ取り除いて食べることは避けてください)。
収納庫やパントリーの棚は中身をすべて出し、マスク・手袋を着けて、固く絞った布で表面のカビをふき取ります。その後、消毒用エタノールを布に含ませてふき、扉を開けたまま十分に乾かします。
床下収納の箱は取り外せるタイプが多いので、外して洗い、よく乾かしてから戻します(取り外し方は住宅の取扱説明書で確認してください)。
塩素系のカビ取り剤は、木部や壁紙の変色、ほかの洗剤との混用に注意が必要です。食品を置く場所では使い方に十分注意してください。
専門業者に相談したほうがよいサイン
収納庫を外した先の床下(基礎・木材)にカビや濡れが見える
ふいても同じ場所に何度もカビが出る、においが消えない
パントリーの壁紙の裏や床材の下まで黒ずみが広がっている
床下に水漏れ・結露水がたまっている
見えている部分の奥で、木材の含水率が高くなっていることもあります。カビバスターズ北海道では、現地調査で含水率測定などを行い、原因を確認したうえでご提案します。カビの種類を調べる菌検査は、施工前に行う有料オプションとしてご案内しています。
食品ごとの保管の注意点
パントリーや床下収納には、さまざまな食品を保管します。食品の種類によって、湿気の影響の受けやすさが違います。
・米、小麦粉、乾麺などの乾物:湿気を吸いやすく、カビや虫の原因になりやすい食品です。袋のまま置かず、ふたがしっかり閉まる容器に移して保管しましょう。
・缶詰、びん詰め:中身は密閉されていますが、湿気が多い場所では缶がさびたり、ラベルにカビが出ることがあります。
・野菜(じゃがいも、玉ねぎなど):水分を多く含むため、周りの湿度を上げることがあります。風通しのよい場所で保管し、傷んだものは早めに取り除きましょう。
・飲料やペットボトル:まとめ買いした箱のまま置くと、箱の段ボールが湿気を吸ってカビの原因になることがあります。
食品の保存方法や賞味期限は、各商品の表示を確認しましょう。カビが生えた食品は、食べずに処分することが大切です。
札幌の住まいでパントリー・床下収納が湿気やすい理由
札幌の冬は、外の気温が低く、北側の壁や床に近い部分が冷えやすくなります。パントリーは家の北側や、暖房の届きにくい場所に作られることが多く、室内の暖かく湿った空気が入り込むと、冷えた壁や床で結露が起きやすくなります。
床下収納は、床下の空気とつながっていることがあり、床下の湿気の影響を受けやすい場所です。春の雪どけの時期や、夏の湿度が高い時期にも、湿気がこもりやすくなります。
扉やふたを閉めたままの時間が長いと、空気が入れかわらず、湿気がこもったままになります。
カビが出た時の片付けの手順
収納庫の中にカビが見つかった場合は、次の順番で片付けると、カビを広げにくくなります。
1. マスクと手袋をつけ、部屋の窓を開けて換気します。
2. 中の食品や物を取り出し、カビが付いているもの、湿っているものを分けます。
3. カビが付いた段ボールや紙袋は、袋に入れて口を閉じてから処分します。
4. 収納庫の中を乾いた布で拭き、汚れを取り除いた後、しっかり乾かします。
5. 乾いたことを確認してから、物を戻します。
広い範囲にカビがある場合や、壁や床の奥まで広がっている場合は、専門業者に相談しましょう。
パントリー・床下収納の季節ごとの点検
・春(雪どけの時期):床下の湿気が上がりやすい時期です。床下収納のふたを開けて、においや濡れがないか確認しましょう。
・夏:湿度が高くなるため、乾物や段ボールの湿気に注意します。除湿剤の交換時期も確認しましょう。
・秋:暖房を使い始める前に、収納庫の中を整理して、空気が通るすき間を作っておきます。
・冬:冷えた壁や床で結露が起きやすい時期です。壁際や床の近くに置いた物の裏側を、ときどき確認しましょう。
よくある質問
Q1. 床下収納の中のカビは、床下全体に広がっていますか? A. 収納庫の中だけのこともあれば、床下の湿気が原因のこともあります。収納庫を外して床下をのぞき、基礎や木材に濡れ・カビがないかを確認すると判断しやすくなります。不安な場合は調査をご相談ください。
Q2. 除湿剤を置けば換気しなくても大丈夫ですか? A. 除湿剤だけでは空気が動かず、奥に湿気が残ることがあります。定期的にふたや扉を開けて換気し、除湿剤は補助として使うのがおすすめです。
Q3. MIST工法®とはどんな方法ですか? A. 建材を削らずに除カビを行う方法です。あわせてカビが生えにくい環境づくりもご提案します。木材や下地の状態に合わせて処理を行うため、収納まわりや床下の木部にも対応できます。施工の可否や範囲は現地調査のうえでご案内します。
Q. パントリーの扉は開けっぱなしにした方がよいですか。
A. ずっと開けておく必要はありませんが、時々開けて空気を入れかえることが大切です。湿気が気になる時期は、扇風機やサーキュレーターで風を送るのもおすすめです。
Q. 床下収納の箱は外して掃除できますか。
A. 多くの床下収納は、収納箱を持ち上げて外せます。外し方は住宅の取扱説明書を確認し、無理な力をかけないようにしましょう。
Q. パントリーの壁に黒い点が出ています。拭けば大丈夫ですか。
A. 表面の汚れであれば拭き取れることもありますが、何度も出る場合は、壁の中の結露や断熱の不足が原因のことがあります。範囲が広い場合は調査をご相談ください。
Q. 収納庫のにおいが気になります。どうすればよいですか。
A. 食品の傷みや、段ボールのにおい、カビのにおいなどが考えられます。中の物を一度出して、においのもとを確認し、収納庫を換気して乾かしましょう。
Q. パントリーに除湿機を置いてもよいですか。
A. 広めのパントリーであれば、小型の除湿機を使うのも一つの方法です。たまった水はこまめに捨て、本体の掃除も定期的に行いましょう。
Q. 新築の住宅でも、パントリーにカビが出ることはありますか。
A. 新築の住宅でも、建材に含まれる水分や、換気不足、物の詰め込みすぎなどで、湿気がこもりカビが出ることがあります。住み始めの1〜2年は特に注意しましょう。
Q. 収納棚にすのこを使うのは効果がありますか。
A. 物の下に空気が通るすき間ができるため、湿気がこもりにくくなります。すのこ自体も湿気を吸うことがあるため、ときどき乾かしましょう。
まとめ
パントリー・床下収納は「床に近く冷えやすい」「扉を閉めたまま」「湿気を持ち込む物が多い」の3つでカビが出やすい
室温20℃・湿度50%の空気でも、10℃まで冷えると相対湿度は約95%。冷えた収納の中は別の環境と考える
月1回の換気、段ボールの撤去、床・壁から離す、7〜8割収納、温湿度計の設置で予防する
何度も同じ場所に出る・床下まで広がっている場合は、原因の調査を検討する
札幌・北海道のパントリー・床下収納のカビはご相談ください
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カビバスターズ北海道(MPソリューション株式会社)は、札幌を中心に北海道全域でカビの調査・除カビと、カビが生えにくい環境づくりのご提案を行っています。カビバスターズグループ全体で年間3,000件の実績があり、MIST工法®で建材を削らずに除カビを行い、カビが生えにくい環境づくりをご提案します。
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