まな板・水筒のパッキン・スポンジの黒カビ|台所用品のカビの落とし方と乾かし方
更新日:1 日前
まな板の包丁の傷に沿って黒い点が出てきた。水筒のふたのパッキンを外したら、裏側が黒くなっていた。スポンジに黒い点々が出て、においも気になる。毎日使う台所用品は、カビのご相談の中でも身近なものです。
台所用品は、洗ったあと乾ききらないうちに次に使ったり、重ねてしまったりすることが多く、カビが出やすい道具です。冬の札幌では、窓を閉め切った台所で湯気がこもり、水切りかごや食器棚が乾きにくくなることもあります。
この記事では、まな板、水筒やお弁当箱のパッキン、スポンジやふきんのカビについて、素材ごとの落とし方と注意点、カビを出さない乾かし方を整理しました。漂白剤などの製品は、必ず製品の表示と、台所用品の取扱説明書に従ってください。
この記事の結論 まな板、水筒やお弁当箱のパッキン、スポンジは、乾ききらない水分、細かな傷や溝、食品の栄養がそろい、カビが出やすい台所用品です。素材によって使える製品が違うため、漂白剤は表示を確かめ、混ぜずに使い、十分にすすいでください。
台所用品がカビやすい理由
台所用品にカビが出やすいのは、水分、汚れ、乾きにくい形の3つがそろいやすいためです。

まな板の包丁の傷や、水筒のパッキンの溝には、洗剤で洗っても食品の汚れが残りやすくなります。そこに水分が残ったまま、水切りかごの中で重ねたり、ふたを閉めて収納したりすると、カビが育ちます。
まな板のカビ:木製と樹脂製で違う
まな板は、素材によって手入れの方法が違います。
素材 | カビの出方 | 手入れの考え方 |
樹脂製(プラスチック) | 包丁の傷に沿って黒い点が出る | 製品の表示を確認し、台所用漂白剤が使えることが多い |
木製 | 水を吸い、傷や木目の奥に黒ずみが入る | 漂白剤は変色の恐れ。メーカーの手入れ方法に従う |
ゴム・合成ゴム製 | 表面の傷に黒い点が出る | 製品の表示を確認する |
抗菌加工の製品 | 傷や汚れの上ではカビが出ることもある | 抗菌でも洗って乾かす基本は同じ |
樹脂製のまな板は、台所用の塩素系漂白剤が使えるものが多いですが、製品の表示で確かめてください。使う時は、表示に書かれた濃度と時間を守り、使った後は十分に水ですすぎます。
木製のまな板は、塩素系の漂白剤で変色したり、木が傷んだりすることがあります。使う前に水でぬらしてから使う、使った後はすぐに洗って立てて乾かすなど、メーカーの手入れ方法に従いましょう。黒ずみが深く入り込んだ場合は、削り直しのサービスを行っているメーカーや店舗もあります。
水筒・お弁当箱のパッキンのカビ
水筒のふたやお弁当箱のふたに付いているゴムのパッキンは、溝の奥に水分と汚れが残りやすく、カビが出やすい部品です。
取扱説明書に従ってパッキンを外す
台所用の中性洗剤で、パッキンと溝を柔らかいブラシで洗う
黒い点が残る場合は、製品の表示で漂白剤が使えるかを確かめる
使える場合は表示どおりに使い、十分にすすぐ
本体とパッキンを別々に、完全に乾かしてから組み立てる
パッキンを付けたまま洗うだけでは、溝の奥の汚れは落ちません。毎日外して洗うのが理想です。ステンレスの水筒は、塩素系の漂白剤でさびることがあるため、本体に使えるかどうかも取扱説明書で確認してください。パッキンに色が残る、表面が劣化している場合は、メーカーから交換用のパッキンを取り寄せられることが多くあります。

スポンジ・ふきんのカビとにおい
スポンジやふきんは、常に湿った状態で使われ、食品の汚れも付きやすいため、カビや雑菌が増えやすい台所用品です。黒い点が出たり、においが気になったりしたら、交換の目安と考えましょう。
使った後は、洗剤と汚れをよくすすぎ、固く絞る
水切りかごやシンクの縁に置かず、風通しのよい場所で乾かす
スポンジは、数枚を交互に使うと乾く時間を確保できる
ふきんは毎日洗い、熱に強い素材であれば煮沸も役立つ
黒い点やにおいが取れないスポンジは交換する
スポンジやふきんの除菌方法は、素材によって使える方法が違います。電子レンジでの加熱は、素材や水分の量によっては発火や変形の恐れがあるため、製品の表示で認められている場合以外は避けてください。
冬のキッチンで乾きにくい理由と対策
札幌の冬は、外が寒いため台所の窓を閉め切りがちです。調理や食器洗いの湯気が逃げにくく、キッチンの湿度が上がって、水切りかごの食器やまな板が乾きにくくなります。冷えた窓ガラスや外壁側の壁では結露も起こりやすくなります。
調理中から食器洗いの後まで、換気扇を回す
水切りかごに食器を重ねすぎない
まな板や水筒は、立てて、空気が通る場所で乾かす
乾ききる前に食器棚や引き出しにしまわない
水切りかごとトレーも、週に一度は洗って乾かす
水切りかごのトレーにたまった水は、カビやぬめりの原因になります。トレーの水は毎日捨て、ときどき洗いましょう。
キッチンの壁や収納にもカビが出ている時は
台所用品のカビが増えると同時に、キッチンの壁や天井、シンク下の収納、食器棚の奥にもカビが出ている場合は、キッチン全体の湿気が多くなっている可能性があります。換気扇の能力不足、窓の結露、シンク下の配管からの漏水などが原因のこともあります。
当社では、含水率測定などで原因を確かめ、必要な場合はMIST工法®でカビを除去し、カビが生えにくい環境づくりをご提案しています。まずはカビ自己診断・費用概算でご自宅の状況を確かめてみてください。料金の目安は料金ページ、札幌市内のご依頼は札幌市のカビ取りをご覧ください。
毎日の片付けでできるカビ対策
台所用品のカビは、特別な掃除よりも、毎日の片付けの順番を少し変えるだけで防ぎやすくなります。ポイントは「汚れを残さない」「水を切る」「乾かす場所を確保する」の3つです。
まな板は、使い終わったらすぐに洗剤で洗い、食材のかすや脂を残さないようにします。熱いお湯を先にかけると、肉や魚のたんぱく質が固まって落ちにくくなることがあるため、まずは水で洗い流してから洗剤で洗いましょう。洗った後は、立てて置き、両面に空気が当たるようにします。
水筒やお弁当箱は、帰ってきたらその日のうちに中身を出し、パッキンや部品を外して洗います。飲み物が少し残ったまま一晩置くと、ぬめりやにおいの原因になります。部品は水切りかごに並べ、重ならないように置いて乾かしてください。
スポンジは、使った後に洗剤をよくすすぎ、固く絞ってから、水が切れる場所に置きます。シンクの中や、水が溜まる受け皿の上に置いたままにすると、乾く時間がなくなってしまいます。
ふきんは、1日の終わりに洗って広げて干すのが基本です。濡れたまま丸めて置くと、ひと晩でにおいが出ることがあります。
札幌の冬の台所で乾きにくい場所
札幌の冬の台所は暖房で暖かい一方、鍋料理や煮込み、炊飯で出る湯気が多く、湿気がこもりやすい環境です。外に面した窓や壁は冷えているため、湯気がそこで結露し、窓まわりやシンクの横の壁が湿りがちです。
水切りかごを窓際や外壁側の壁に寄せて置いていると、冷えた壁の近くで食器や台所用品が乾きにくくなります。できるだけ部屋の内側の、空気が流れる場所に置きましょう。
シンク下の収納は、給水管や排水管が通っているため、管のまわりで結露が起きたり、わずかな水漏れに気づかなかったりすることがあります。まな板や鍋をシンク下にしまっている場合は、扉を開けた時ににおいがしないか、底板が湿っていないかも確認してください。
調理中や片付けの間は、レンジフードの換気扇を回し、調理が終わってからもしばらく回し続けると、台所にこもった湿気を外に出しやすくなります。
買い替えの目安
まな板は、表面に深い傷が増え、傷の中の黒ずみが洗っても落ちなくなったら、買い替えを考える時期です。傷の中に汚れや水分が入り込み、乾きにくくなるためです。
水筒のパッキンやお弁当箱のふたのパッキンは、黒い点が取れない、弾力がなくなった、変形して密閉しにくいといった場合は、交換用の部品が販売されていないかメーカーに確認しましょう。
スポンジは、においが取れない、形が崩れて水切れが悪くなったら交換のタイミングです。目安の期間を決めて、定期的に新しいものに替えると安心です。
食器棚・引き出しの中も確認を
台所用品を十分に乾かさないまましまうと、食器棚や引き出しの中に湿気がこもり、ほかの食器や保存容器にもカビが広がることがあります。
食器棚の奥の板や、引き出しの底に黒い点やシミがないか、ときどき確認しましょう。保存容器はふたを閉めたまましまうと中に湿気が残るため、ふたを外して重ねる、または完全に乾いてから閉めるようにします。
食器棚が外壁に面した壁に置かれている場合は、棚の裏側の壁が結露していることもあります。棚を壁から少し離して置き、空気が通るようにすると、裏側の湿気を減らすことができます。
よくある質問
Q. まな板の黒カビは、漂白しても落ちません。使い続けても大丈夫ですか。
A. 傷の奥まで入り込んだ黒ずみは、漂白しても色が残ることがあります。傷が深く汚れが落ちにくくなったまな板は、交換や削り直しを考えてください。
Q. 水筒のパッキンは毎日外して洗う必要がありますか。
A. パッキンの溝には汚れと水分が残りやすいため、毎日外して洗い、乾かしてから組み立てるのが安心です。取扱説明書の手入れ方法に従ってください。
Q. 食洗機で洗えばカビは防げますか。
A. 食洗機の高温の洗浄と乾燥は役立ちますが、食洗機に対応していない素材や部品もあります。製品の表示を確認し、乾燥が不十分なまま庫内に置きっぱなしにしないようにしてください。
Q. 木製のまな板は、漂白剤を使ってもよいですか。
A. 木製のまな板に塩素系の漂白剤を使えるかどうかは、製品の表示によって異なります。使えない表示の場合は、洗剤で洗ったあとに熱湯をかけ、しっかり乾かす方法を取りましょう。漂白剤を使う場合も、表示どおりに薄め、よくすすいでください。
Q. スポンジは電子レンジで温めればきれいになりますか。
A. スポンジの素材によっては、電子レンジで加熱すると溶けたり、熱くなりすぎてやけどをしたりする危険があります。電子レンジを使う方法は、スポンジの表示で使えることが確認できる場合に限りましょう。迷う場合は、早めに新しいスポンジに替える方が安心です。
Q. お弁当箱のふたのにおいが取れません。どうすればよいですか。
A. パッキンを外し、ふたの溝やパッキンの裏側に汚れが残っていないか確認してください。食器用洗剤で洗ったあと、表示で使える場合は酸素系の漂白剤につけ置きする方法もあります。洗った後は、部品をばらしたまま、しっかり乾かしてから組み立てましょう。
まとめ
まな板、水筒やお弁当箱のパッキン、スポンジは、乾ききらない水分、細かな傷や溝、食品の栄養がそろい、カビが出やすい台所用品です。素材によって使える製品が違うため、漂白剤は表示を確かめ、混ぜずに使い、十分にすすいでください。
冬の札幌のキッチンは湯気がこもり、物が乾きにくくなります。換気扇を回し、台所用品を立てて乾かす。この基本を続けることで、台所のカビは防ぎやすくなります。
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