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畳のカビの取り方と予防|札幌の冬の和室で畳の裏・表に白カビや黒カビが出る理由

2 日前
読了時間: 10分

更新日:23 時間前

普段使っていない客間の和室を開けたら、畳の表面に白い粉のようなものが広がっていた。冬の間、布団を敷きっぱなしにしていたら、布団の跡が黒ずんでいた。畳のカビは、季節を問わず多いご相談の一つです。

畳は、湿気を吸ったり吐いたりする素材です。部屋の湿気をやわらげてくれる一方で、湿気がたまったままになると、カビが生えやすくなります。札幌の冬は、暖房を使わない和室や、冷えた床の上の畳で、結露によるカビが起こりやすくなります。

この記事では、畳にカビが出る理由、白カビと黒カビの違い、自分でできる掃除の手順と注意点、予防の習慣、業者に相談した方がよい目安を整理しました。

この記事の結論 畳は湿気を吸う素材のため、暖房を使わない和室や、布団を敷きっぱなしにした場所、冷えた床の上ではカビが出やすくなります。室温15℃の和室で床が8℃まで冷えていれば、湿度60%台で結露が始まる計算です。

冬の和室で畳がカビる理由

札幌の住まいでは、冬の間、和室だけ暖房を使わない、客間として閉め切っているというご家庭も多いと思います。暖房を使う部屋の湿った空気が、暖房の弱い和室に流れ込むと、和室の冷えた床や外壁側の壁、窓で結露が起こりやすくなります。

暖房の弱い和室で冷えた面が結露し始める湿度

図:暖房の弱い和室で、冷えた面が結露し始める湿度。室温15℃の和室で、畳の下の床や外壁側の壁が8℃まで冷えていると、湿度約63%から結露が始まる計算です。暖房の弱い部屋ほど、低い湿度でも結露が起こりやすくなります。

計算:Tetensの式による飽和水蒸気圧から算出。実際の表面温度は、建物の断熱や暖房の方法で変わります。

畳の下の床が冷えて結露すると、畳の裏が湿り、畳の芯材や裏面にカビが生えることがあります。また、布団を敷きっぱなしにすると、寝ている間の汗や呼吸の湿気が、布団と畳の間にこもります。

白カビと黒カビの違い

畳に出るカビは、見た目で大きく白っぽいものと、黒っぽいものに分けられます。

見た目

出やすい場所

考え方

白〜青緑色の粉のようなカビ

畳の表面全体、閉め切った和室

部屋全体の湿気が高い状態。表面の拭き取りで改善することが多い

黒い点・黒ずみ

布団の跡、家具の下、壁際、窓際

局所的な結露や湿りが続いている状態

畳の裏の黒ずみ・カビ臭

畳の裏、下の床板

床下からの湿気や床の冷えが疑われる

新しい畳を敷いた後の、湿気の多い時期にも、表面に白いカビが出ることがあります。これは、い草が湿気を含んでいる間に起こりやすいもので、換気と乾燥で落ち着くことが多いと考えられます。

自分でできる畳のカビの掃除

表面に出たカビであれば、ご自身で掃除することもできます。カビの胞子を部屋に広げないよう、窓を開けて換気し、マスクと手袋を着けて作業してください。

  1. 窓を開けて換気し、晴れた乾燥した日に作業する

  2. 乾いた布やブラシで、い草の目に沿ってカビを軽く払い、掃除機で吸う

  3. 消毒用エタノールなど、畳に使えると表示された製品を布に含ませ、目に沿って拭く

  4. 乾いた布で水分を拭き取る

  5. 窓を開けたまま、扇風機やサーキュレーターで畳をしっかり乾かす

畳の掃除で避けたいのは、水拭きや塩素系の製品の使用です。畳に水分を与えると、かえってカビが増える原因になります。塩素系の製品は、い草を変色させることがあります。また、掃除機は目に沿ってゆっくりかけ、排気が畳の表面を舞い上げないように注意してください。エタノールは火気の近くで使わないでください。

畳にカビを出さない習慣

畳のカビを防ぐには、畳に湿気をためないこと、和室の空気を動かすことが基本です。

畳にカビを出さない3つの習慣
  • 布団は毎朝あげて、畳の湿気を逃がす

  • 布団を敷く場合は、すのこやマットを使って畳との間に空気を通す

  • 使わない和室も、晴れた日に窓とふすまを開けて換気する

  • 家具は畳に直接置かず、脚のある家具や、壁から少し離す

  • じゅうたんやカーペットを畳の上に敷きっぱなしにしない

  • 温湿度計を置き、湿度が高い時は除湿機を使う

畳の上にじゅうたんやカーペット、ビニールのマットを敷くと、畳が湿気を吐き出せなくなり、間でカビが育ちやすくなります。畳の上に敷物を使う場合は、こまめにめくって乾かしてください。

畳の裏や床下が疑われる時

畳の表面を掃除しても、すぐに同じ場所にカビが戻る、畳を上げると裏が黒い、和室からカビ臭がする、といった場合は、畳の下の床板や床下の湿気が原因かもしれません。

  • 1階の和室で、畳の下の床板が冷えて結露している

  • 床下の湿気が床板のすき間から上がってきている

  • 窓の結露水や雨水が、畳の端に染み込んでいる

  • 床下で配管の漏水がある

畳を上げて床板を見ると、黒いカビや水のシミが見つかることがあります。畳そのものの交換や表替えは畳店に相談できますが、床板や床下に原因がある場合は、その対処が必要です。

当社では、含水率測定で畳の下の床板の水分を確かめ、点検口から床下の状態を確認し、必要に応じて有料オプションの菌検査も行っています。除去が必要な場合は、素材を削ったり強くこすったりせず、素材に合わせて調整した専用剤でカビを分解・除去し、仕上げに除菌を行うMIST工法®で対応しています。費用の目安は料金ページをご覧ください。

畳の種類と、カビの出やすさ

畳には、昔ながらのい草を使った畳表と、和紙や樹脂を使った畳表があります。また、畳の芯にあたる畳床にも、稲わらを使ったもの、木の繊維を固めたボードや発泡材を使ったものなど、いくつかの種類があります。

い草の畳表は、湿気を吸ったり吐いたりする性質があり、部屋の湿度が高い時期には水分を含みやすくなります。新しい畳は特に湿気を吸いやすく、入れ替えてから最初の季節に白いカビが出ることがあります。

和紙や樹脂の畳表は、い草に比べて湿気を吸いにくい素材です。ただし、表面にカビが出にくくても、畳の下の床板との間で結露が起こると、畳の裏側や床板にカビが出ることがあります。表面だけで安心せず、ときどき畳の裏も確認しましょう。

稲わらの畳床は、湿気を含むと乾きにくく、裏側からカビが広がることがあります。ボードや発泡材の畳床は軽く扱いやすい一方、床との間で湿気が逃げにくい場合があります。どの種類でも、畳の下に湿気をためないことが基本です。


和室の使い方で気をつけたいこと

札幌の住まいでは、和室を客間や物置代わりに使い、冬の間ほとんど暖房を入れないこともあります。暖房している部屋とのあいだのふすまを閉め切っていると、暖かい部屋の湿った空気が少しずつ流れ込み、冷えた和室の窓や壁、畳の上で結露することがあります。

使っていない和室も、晴れた日にはふすまや窓を開けて空気を入れ替え、こもった湿気を逃がしましょう。和室で洗濯物を部屋干しすると、畳が湿気を吸い込みやすくなるため、できるだけ避けてください。

畳の上に布団を敷きっぱなしにすると、寝ている間の汗が布団から畳へ移り、畳の表に湿気がたまります。朝は布団を上げ、畳の表に空気を当てる時間をつくりましょう。ベッドを置いている場合は、ベッドの下の畳も定期的に確認します。

家具を畳の上に置く場合は、壁から少し離して置き、家具の下にも空気が通るようにします。重い家具を長く置いていると、その部分の畳が湿気を逃がしにくくなります。


畳を上げて確認する時のポイント

畳のにおいが取れない、同じ場所に何度もカビが出るといった場合は、畳を上げて裏側と床板を確認すると原因が見えることがあります。畳は重いため、無理をせず2人以上で作業してください。

畳を上げたら、裏側にカビや湿ったシミがないか、床板が湿っていないか、床板にカビが出ていないかを見ます。畳を上げた順番と位置がわかるように、裏に番号を書いておくと元に戻す時に迷いません。

床板が湿っている、床板の下から冷たい空気が上がってくる、カビ臭さが強いといった場合は、床下の湿気が関係していることがあります。


畳の表替え・新調の前に確かめたいこと

カビの出た畳を表替えしたり、新しい畳に替えたりしても、部屋の湿気の原因が残っていると、同じ場所にまたカビが出ることがあります。替える前に、どの場所に、どの季節にカビが出ていたかを振り返っておきましょう。

窓際の畳だけにカビが出る場合は窓の結露、部屋の隅や外壁側に出る場合は壁の冷え、部屋全体にうっすら出る場合は部屋の湿度の高さや換気の不足が関係していることが多くあります。

畳を替えた後の最初の季節は、新しいい草が湿気を吸いやすいため、こまめに換気をして、畳の表に空気を当てるようにしてください。


よくある質問

Q. 畳のカビは、天日干しすれば取れますか。

A. 畳を外して干すことで湿気を飛ばす効果はありますが、表面のカビは払ったり拭いたりして取り除く必要があります。畳を外す作業が難しい場合は、窓を開けて扇風機で乾かすだけでも役立ちます。

Q. 賃貸住宅の畳にカビが出ました。どうすればよいですか。

A. 自分で強い製品を使う前に、写真を撮って管理会社や大家さんに連絡してください。床下や建物側の原因が関わっていることもあります。

Q. 畳のカビは表替えすれば解決しますか。

A. 表面のい草を張り替える表替えで、見た目はきれいになります。ただし、床板や床下の湿気が原因であれば、新しい畳にもまたカビが出ることがあるため、原因の確認を先に行ってください。

Q. 畳にカビが出た時、掃除機をかけてもよいですか。

A. 掃除機の排気でカビの胞子が部屋に広がることがあります。掃除機を使う場合は、窓を開けて換気しながら、畳の目に沿ってゆっくりかけましょう。作業中はマスクを着け、終わったら掃除機のごみはすぐに捨ててください。

Q. 和室を長く使わない時は、どうしておけばよいですか。

A. 月に数回は窓やふすまを開けて空気を入れ替え、畳の表に湿気をためないようにします。畳の上に物を置きっぱなしにしないことも大切です。北側の和室や1階の和室は冷えやすいため、冬の間は特に結露が出ていないかを確認しましょう。

Q. 畳の上にカーペットを敷いてもよいですか。

A. 敷くことはできますが、畳とカーペットの間で湿気がこもり、畳の表や裏にカビが出ることがあります。敷く場合は、ときどきカーペットを上げて畳に空気を当て、畳が湿っていないかを確認しましょう。

Q. 畳のカビを拭く時に、アルコールを使ってもよいですか。

A. 消毒用エタノールで拭く方法は、表面のカビの手入れとしてよく使われます。ただし、畳表の素材や色によってはシミや色落ちが出ることがあるため、目立たない場所で試してから使いましょう。火の気のある場所では使わず、換気をしながら作業してください。

まとめ

畳は湿気を吸う素材のため、暖房を使わない和室や、布団を敷きっぱなしにした場所、冷えた床の上ではカビが出やすくなります。室温15℃の和室で床が8℃まで冷えていれば、湿度60%台で結露が始まる計算です。

掃除は乾いた布と掃除機で払い、畳に使える製品で拭いてしっかり乾かす。布団はあげる、和室も換気する、家具の下に空気を通す。同じ場所に戻るカビは、床板や床下の点検も考えてみてください。

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カビバスターズ北海道では、含水率測定や付着菌検査・落下菌検査(有料オプション)などの調査から、MIST工法®による除去、カビが生えにくい環境づくりのご提案まで一貫して対応しています。札幌市内をはじめ北海道全域からのご相談を受け付けています。

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