top of page

外壁のカビ・コケ・藻の原因と落とし方|雪が積もる前に札幌の住まいの北面外壁を点検

1 日前
読了時間: 10分

家の北側の外壁が、いつの間にか黒ずんでいる。基礎に近い部分や、植え込みのそばの外壁が緑色になっている。外壁の汚れは、毎日見ている家だからこそ気づきにくく、ある時ふと気になり始めるものです。

外壁に出る黒ずみや緑色の汚れの多くは、カビやコケ、藻です。これらは、日当たりが悪く、雨や雪で濡れた外壁が乾きにくい場所に出ます。札幌の冬は日照時間が短く、雪が外壁に当たる期間も長いため、北面の外壁や雪が積もる低い部分が湿った状態になりやすくなります。

この記事では、外壁のカビやコケ、藻が出る理由、見分け方、自分でできる手入れと注意点、塗装の劣化や雨漏りのサインを整理しました。高い場所の作業は危険を伴うため、無理をせず専門業者に相談してください。

この記事の結論 外壁の黒ずみや緑色の汚れの多くは、カビやコケ、藻です。札幌の冬は日照時間が夏の半分以下になり、北面の外壁や雪が当たる低い部分が乾きにくくなります。

札幌の冬は、外壁が乾きにくい

気象庁の平年値では、札幌の日照時間の月合計は、5月の200.4時間に対し、11月は99.1時間、12月は82.7時間、1月は90.4時間と、冬は夏の半分以下になります。日差しで外壁が乾く時間が短く、雪や雨で濡れた外壁が湿ったままになりやすい季節です。

札幌の月別日照時間の平年値。11月から2月は100時間前後以下

図:札幌の月別 日照時間(平年値)。オレンジ色の11月から2月は、月の日照時間が100時間前後かそれ以下になります。北側の外壁は、もともと日が当たりにくいうえ、冬はさらに乾きにくくなります。

出典:気象庁「過去の気象データ検索」札幌 平年値(1991〜2020年)

さらに、札幌では屋根から落ちた雪や、除雪で積み上げた雪が外壁に接したままになることがあります。雪が解けるまでの間、外壁の低い部分は長く湿った状態が続きます。

カビ・コケ・藻の見分け方

外壁の汚れは、見た目でおおよそ見分けることができます。

見た目

考えられるもの

出やすい場所

黒い点・黒ずみ

カビ、排気ガスやほこりの汚れ

北面、軒の下、換気口のまわり

緑色のぬめり・粉

藻

北面、植え込みのそば、水はけの悪い場所

緑色でふかふかした塊

コケ

基礎の近く、地面に近い部分、常に湿った場所

赤茶色の筋

サビ

金属の部材やネジの下

雨だれのような黒い筋

雨水に含まれる汚れ

窓の下、換気フードの下

窓の下や換気フードの下にできる黒い筋は、雨水が汚れを運んでできるものが多く、カビとは限りません。一方、北面全体にうっすら広がる黒ずみや緑色の汚れは、カビや藻が育っている可能性が高いと考えられます。

自分でできる外壁の手入れ

手の届く低い場所であれば、ご自身で手入れをすることもできます。外壁の素材や塗装の種類によって使える方法が違うため、建てた会社や塗装を行った会社に確認しておくと安心です。

  1. 晴れて乾いた日に、作業する場所のまわりの植木や物を片付ける

  2. 柔らかいブラシやスポンジで、水をかけながら軽くこする

  3. 落ちにくい場合は、外壁に使えると表示された製品を、表示どおりに使う

  4. 製品を使った場合は、十分な水で洗い流す

  5. 植木や車、窓ガラスに製品がかからないように注意する

硬いブラシで強くこすると、塗膜を傷め、かえって汚れやカビが付きやすくなります。塩素系の製品は、植物や金属、塗装に影響することがあるため、表示を確かめてから使ってください。

高圧洗浄機を使う時の注意点

家庭用の高圧洗浄機は、外壁の汚れを落とすのに便利ですが、使い方を誤ると外壁を傷めることがあります。

  • 外壁のつなぎ目のシーリングや、窓まわりのすき間に直接水を当てない

  • 換気口や換気フードの中に水を吹き込まない

  • 古い塗装やひびのある外壁は、塗膜がはがれたり、水が入り込んだりすることがある

  • はしごや脚立に乗っての高圧洗浄は危険なため行わない

外壁の内側に水が入ると、壁の中の断熱材や柱が濡れ、見えないところでカビが育つ原因になります。冬の前に高圧洗浄をすると、乾く前に凍結することもあるため、時期にも注意が必要です。

雪が積もる前に確かめたいこと

外壁のカビやコケは、それ自体よりも、外壁が濡れやすい状態になっているサインとして捉えることが大切です。雪が積もる前に、次の点を確かめておきましょう。

雪が積もる前の外壁チェック3点
  • 北面や地面に近い部分の黒ずみ・緑の汚れが広がっていないか

  • 雨どいに落ち葉がつまり、外壁に水があふれていないか

  • 外壁のひびや、シーリングの割れ・すき間がないか

  • 落雪や除雪の雪が外壁に積み上がる場所に、物を置いていないか

  • 外壁に近い植え込みが、風通しを悪くしていないか

外壁の塗膜が劣化して、触ると白い粉が手に付く、塗膜がはがれているといった場合は、外壁が水を吸いやすくなっています。塗り替えの時期について、塗装会社に相談してください。

室内の壁にもカビがある時は

外壁にカビやコケがあり、その内側の部屋の壁にもカビやシミが出ている場合は、外壁から雨水や雪解け水が入り込んでいるか、壁の中で結露が起きている可能性があります。

当社では、含水率測定で室内側の壁の水分を確かめ、必要に応じてファイバースコープで壁の中の状態を確認しています。室内側のカビの除去が必要な場合は、MIST工法®で対応し、カビが生えにくい環境づくりをご提案しています。壁の中の調査についてはサービス内容をご覧ください。外壁の補修や塗装は、塗装会社やリフォーム会社にご相談ください。

外壁材ごとの注意点

外壁の汚れの落とし方は、外壁の材料によって変わります。強くこすったり、合わない洗剤を使ったりすると、表面の塗装や仕上げを傷めることがあるため、まずは自宅の外壁材を確認しましょう。

窯業系サイディングは、多くの住宅で使われている外壁材です。表面の塗装が劣化していると、水を吸いやすくなり、北側や日陰の面にカビやコケが付きやすくなります。柔らかいブラシやスポンジで、上から下へやさしく洗うのが基本です。

金属系サイディングは、表面に傷が付くと、そこからさびが出ることがあります。硬いブラシや研磨剤の入った洗剤は避け、水を流しながら柔らかいスポンジで汚れを落としましょう。

モルタルやしっくい、吹き付けの外壁は、表面に細かな凹凸があり、汚れが入り込みやすい仕上げです。強くこすると表面が削れたり、ひびが広がったりすることがあります。範囲が広い場合や、ひび割れが見える場合は、無理に自分で洗わず、外壁の状態を確認してもらうことをおすすめします。

れんがやタイルの外壁は、目地の部分にコケや黒ずみが出やすい傾向があります。目地を強くこすると傷むことがあるため、水で湿らせてから柔らかいブラシで汚れを浮かせるようにします。


札幌の住まいで外壁が汚れやすい場所

札幌の住まいでは、北側の外壁、隣の建物との間の狭いすき間に面した外壁、植え込みや木の近くの外壁、雪が積もりやすい1階の外壁の下の方に、カビやコケ、藻が出やすい傾向があります。いずれも日が当たりにくく、雨や雪で濡れた後に乾きにくい場所です。

屋根からの雪が落ちて外壁際に積もる場所や、つららが下がって水が伝う場所も、外壁が濡れている時間が長くなります。雪解けの季節に、外壁の下の方に黒い筋や緑色の汚れが出ていないか確認しましょう。

エアコンの室外機のまわりや、給湯器の排気口のまわりも、水分や湿った空気が当たりやすい場所です。外壁の一部分だけが汚れている場合は、近くにこうした設備がないか見てみると、原因がつかみやすくなります。


外壁の汚れと、室内の結露の関係

外壁の汚れは見た目の問題だけと思われがちですが、外壁が長い時間濡れたままになっている場所では、建物の内側でも冷えや湿気が起きていることがあります。

たとえば、北側の外壁の下の方にコケが広がっている家では、同じ面の室内側の壁や押入れの奥が冷えやすく、冬に結露やカビが出ていることがあります。外壁を点検する時は、その内側にある部屋や収納の様子もあわせて確認してみましょう。

外壁の表面にひび割れがある、目地のシーリングが切れている、塗装がはがれているといった場合は、そこから雨や雪どけ水がしみ込み、壁の中を湿らせることがあります。外壁の汚れを落とすだけでなく、こうした傷みがないかを確認しておくことが大切です。


掃除の後に、汚れを付きにくくする工夫

外壁のまわりの植木や雑草は、日当たりと風通しを悪くし、外壁を乾きにくくします。外壁から少し離れるように枝を切り、外壁際に物を立てかけないようにしましょう。

雨どいが詰まっていると、あふれた雨水が外壁を伝って流れ、同じ場所に筋状の汚れが付きます。秋の落ち葉の季節が終わったら、雪が積もる前に雨どいの詰まりがないかを確認しておくと安心です。


よくある質問

Q. 外壁のカビやコケは放っておくとどうなりますか。

A. 見た目が悪くなるだけでなく、外壁が湿った状態が続くことで、塗膜の劣化が進みやすくなります。広がっている場合は、外壁の状態をあわせて点検してもらうと安心です。

Q. 外壁の黒ずみは、塗り替えれば解決しますか。

A. 塗り替えで見た目はきれいになりますが、日当たりや水はけ、雨どいのつまりなど、外壁が濡れやすい原因が残っていれば、また汚れが出ることがあります。

Q. 冬に外壁の掃除をしても大丈夫ですか。

A. 気温が低い時期は、水が乾く前に凍結することがあります。外壁の掃除は、気温が高く乾きやすい季節に行い、冬の前は点検を中心にするのがおすすめです。

Q. 外壁の掃除に、台所用の塩素系漂白剤を使ってもよいですか。

A. 外壁材や塗装の種類によっては、変色や傷みの原因になることがあります。外壁用として販売されている洗剤を使い、製品の表示に従ってください。塩素系の製品と酸性の製品を混ぜると有毒なガスが出るため、同時に使わないよう注意しましょう。植木や車に洗剤がかからないようにすることも大切です。

Q. 2階の外壁の汚れは、自分で掃除できますか。

A. はしごを使った高い場所での作業は転落の危険があります。2階の外壁や屋根に近い部分の汚れは、無理に自分で掃除せず、外壁の状態の確認も含めて専門の業者に相談しましょう。

Q. 外壁のコケは、乾いた季節に自然に消えますか。

A. 乾燥した時期にコケの色が薄くなることはありますが、根元は残っていることが多く、湿った季節になると再び広がります。気になる場合は、外壁材に合った方法で洗い落とし、日当たりや風通しを改善することが大切です。

Q. 外壁を洗った後、すぐに雪が降っても大丈夫ですか。

A. 洗った後の外壁が乾かないうちに冷え込むと、表面の水分が凍ることがあります。外壁の掃除は、気温が高く晴れた日が続く時期を選び、洗った後に十分乾かせるよう、雪が降る前に早めに済ませておきましょう。

まとめ

外壁の黒ずみや緑色の汚れの多くは、カビやコケ、藻です。札幌の冬は日照時間が夏の半分以下になり、北面の外壁や雪が当たる低い部分が乾きにくくなります。

雪が積もる前に、北面と低い部分の汚れ、雨どいのつまり、外壁のひびやシーリングの割れを確かめておきましょう。室内側の壁にもカビやシミがある場合は、壁の中の点検を考えてみてください。

カビのご相談はカビバスターズ北海道へ

カビバスターズ北海道では、含水率測定や付着菌検査・落下菌検査(有料オプション)などの調査から、MIST工法®による除去、カビが生えにくい環境づくりのご提案まで一貫して対応しています。札幌市内をはじめ北海道全域からのご相談を受け付けています。

まずはご自宅のカビ発生リスクを確認したい方は カビ自己診断・費用概算 をご利用ください。料金の目安は料金ページ、札幌市内のご依頼は札幌市のカビ取りをご覧ください。


あわせて読みたい


カビバスターズ北海道(MPソリューション株式会社)

所在地:〒064-0807 北海道札幌市中央区南7条西1丁目6-2

受付時間:平日9:00〜18:00(土日祝休み)

対応エリア:札幌市(中央区・北区・東区・白石区・豊平区・南区・西区・厚別区・手稲区・清田区)をはじめ、石狩・小樽・千歳・苫小牧・旭川・函館など北海道全域。地域ごとの対応は対応エリアをご覧ください。

コメント


bottom of page
電話090-8957-8975 LINE相談写真1枚でOK メール24時間受付