札幌の押入れ・クローゼットのカビ対策|冬の結露を防ぐすき間・すのこ・除湿のコツ
更新日:23 時間前

冬が近づくと、札幌では「押入れの奥の布団がしっとりしている」「クローゼットの壁際の服に白い点が出た」というご相談が増えてきます。押入れやクローゼットは扉を閉めている時間が長く、空気が動きにくい場所です。そこに冬の冷え込みが重なると、目に見えないところで結露が起き、カビが育ちやすくなります。
この記事では、札幌の冬に押入れ・クローゼットでカビが出やすい理由を「露点温度」のグラフで確認し、すき間・すのこ・除湿の具体的なやり方、場所ごとのチェック表、カビが出てしまったときの対処までをまとめます。
この記事の結論 札幌の冬は、外壁側の押入れの奥が冷えやすく、湿気がこもると結露・カビが起きやすい室温20℃・湿度60%なら、12℃まで冷えた面で結露が始まる(露点温度)「壁から離す」「すのこ」「使った布団はすぐしまわない」「扉を開けて換気」「湿度40〜60%」が基本何度も同じ場所にカビが出る、壁や床にシミが広がるときは、原因の調査を
札幌の押入れ・クローゼットにカビが出やすい理由
押入れやクローゼットのカビは、ほとんどが「湿気がこもること」と「冷たい面ができること」の組み合わせで起きます。札幌の冬は、この2つがそろいやすい条件があります。
外壁に面した押入れは奥の壁が冷える:北側や外壁側にある押入れは、扉を閉めると暖房の熱が届かず、奥の壁や床が部屋よりかなり冷たくなります。
布団や衣類が湿気をため込む:人は寝ている間に汗をかきます。使ったあとの布団をすぐしまうと、その湿気ごと押入れに入れることになります。
冬は窓を開けず、部屋干しも増える:寒さで換気が減り、洗濯物の部屋干しや加湿器で室内の湿度が上がりやすくなります。
物を詰め込むと空気が動かない:壁にぴったり付けて物を置くと、壁際に湿った空気が閉じ込められます。
結露が起きる温度をグラフで確認(露点温度)
空気に含まれる水蒸気は、冷たい面に触れて一定の温度まで冷やされると水滴になります。この温度を「露点温度」といいます。下のグラフは、室温20℃のときの湿度ごとの露点温度です。

たとえば室温20℃・湿度60%の部屋の空気は、12℃まで冷やされると結露します。冬に外壁側の押入れの奥がこの温度より冷えていれば、部屋の空気が入り込んだとき、そこで結露が起きることになります。湿度が70%まで上がると、14.4℃で結露が始まるため、少し冷える程度の面でも水滴がつきやすくなります。
つまり押入れのカビ対策は、「部屋の湿度を上げすぎない」「押入れの奥を冷やしすぎない・空気を動かす」の両方から考えるのが近道です。
今日からできる押入れ・クローゼットの結露・カビ対策
1.壁から5〜10cm離して収納する
布団・衣装ケース・段ボールは、奥の壁や側面の壁にぴったり付けず、こぶし1つ分ほどすき間をあけて置きます。すき間があるだけで空気が動き、冷たい壁に湿気がたまりにくくなります。
2.床にすのこを敷いて底の通気を確保する
押入れの床(中段・下段)は冷えやすく、布団の底面に結露が出やすい場所です。すのこを敷いて、床と布団の間に空気の通り道をつくります。すのこ自体も、季節の変わり目に出して乾かしてください。
3.使った布団はすぐにしまわない
起きてすぐの布団は湿気を含んでいます。30分〜1時間ほど広げて湿気を逃がしてからしまうだけで、押入れに持ち込む水分を減らせます。晴れた日は布団乾燥機や天日干しも有効です。
4.扉を開けて空気を入れ替える時間をつくる
1日に1回、数十分でも扉を開けて部屋の空気と入れ替えます。サーキュレーターで押入れの中に向けて風を送ると、奥まで空気が動きます。
5.部屋の湿度を40〜60%の範囲に保つ
温湿度計を部屋に置き、湿度が60%を超える日が続くようなら、加湿器を弱める、部屋干しを浴室乾燥や除湿機と組み合わせる、などで調整します。押入れの中には置き型の除湿剤を入れ、たまった水はこまめに捨ててください。
6.詰め込みすぎない・中身を年に2回見直す
押入れの容量の7〜8割を目安にすると、空気の通り道が確保できます。衣替えのタイミングで中身を出し、壁や床にカビやシミがないかを確認しましょう。
場所別チェック表(押入れ・クローゼット)
場所 | 起きやすいこと | チェックするポイント | 対策 |
押入れの奥の壁(外壁側) | 冷えて結露しやすい | 壁紙のシミ・黒い点、触ると冷たく湿っている | 壁から5〜10cm離す、扉を開けて換気 |
押入れの床(下段・中段) | 布団の底に結露 | 布団の裏の黒ずみ、床板のシミ | すのこを敷く、布団は湿気を逃がしてからしまう |
押入れの天袋 | 暖かい湿った空気がたまる | 季節物・段ボールのカビ臭さ | 段ボールを減らし、ふた付きケースに入れ替える |
クローゼットの壁際 | 衣類と壁の間に湿気がこもる | 壁際の服の白い点、においの変化 | 詰め込みは7〜8割まで、サーキュレーターで送風 |
クローゼットの床・隅 | ほこりと湿気がたまる | 隅の黒ずみ、ほこりの固まり | 季節の変わり目に掃除・乾拭き |
扉・ふすまの裏 | 室内との温度差 | ふすま紙のシミ・波打ち | 湿度40〜60%を保つ、温湿度計で確認 |
カビが出てしまったときの対処
表面に少し白いカビや黒い点が出た程度なら、次の手順で対処できます。
中の物をすべて出し、窓を開けて換気する(マスク・手袋を着用)
カビの出た面を、消毒用エタノールを含ませた布で拭き取る(こすって広げないよう、一方向に拭く)
しっかり乾燥させてから、すき間とすのこを確保して物を戻す
カビが出た布団・衣類は、洗えるものは洗濯し、天日や乾燥機でよく乾かす
ただし、次のような場合は、壁の内側や床下まで湿気やカビが広がっている可能性があります。
拭き取っても同じ場所に何度もカビが出る
押入れの壁紙や床板が波打っている・シミが広がっている
扉を開けるとカビ臭いにおいが強い
押入れの外側の壁(隣の部屋や外壁側)にもカビやシミがある
こうしたケースは、表面を拭くだけでは原因が残ります。カビバスターズ北海道では、まず含水率測定などで湿気の原因と範囲を確かめ、そのうえでMIST工法®による除カビの範囲と、カビが生えにくい環境づくりをご提案します。建材を削らずに処理できるため、押入れの内装を大きく壊さずに対応できる場合があります。カビの種類と量を調べる菌検査は、施工前に行う有料オプションです。
押入れとクローゼットの違いと注意点
押入れは、もともと布団をしまうために作られた収納で、奥行きが深く、上下の段に分かれていることが多いです。奥行きが深いため、奥の方に空気が届きにくく、湿気がこもりやすい傾向があります。
クローゼットは、洋服をハンガーにかけてしまう収納です。扉を閉めたままにすることが多く、服がぎっしり詰まっていると、空気が動きにくくなります。
どちらも、外壁に面している場合は、冬に壁が冷えて結露が起きやすくなります。北側の部屋にある収納は、特に注意が必要です。
布団・衣類のしまい方のコツ
・布団:使った後の布団は、寝ている間の汗で湿気を含んでいます。すぐにしまわず、しばらく広げて湿気を逃がしてから収納しましょう。
・衣類:一度着た服は、汗や皮脂が付いているため、そのままクローゼットにしまうとカビやにおいの原因になります。洗濯するか、風通しのよい場所で湿気を飛ばしてからしまいましょう。
・クリーニングの袋:袋をかけたままにすると、湿気がこもることがあります。保管する時は、通気性のある不織布のカバーなどにかけかえるのがおすすめです。
・季節外の衣類:しまう前に洗濯し、しっかり乾かしてから、ふた付きの収納ケースに入れましょう。
押入れの中のカビを見つけた時の確認ポイント
押入れの中にカビを見つけたら、次の点を確認しましょう。
・カビが出ている場所は、外壁側の壁か、床か、天井か
・カビの広さはどのくらいか
・壁や床が湿っていたり、シミがあったりしないか
・中にしまっていた布団や衣類にもカビが移っていないか
外壁側の壁に広くカビが出ている場合や、壁がいつも湿っている場合は、壁の中の結露や断熱の不足が原因のこともあります。
よくある質問
Q. 押入れに除湿剤を入れておけば、カビは防げますか?A. 除湿剤は湿気を減らす助けになりますが、それだけで十分とは限りません。壁から離して置く、すのこを敷く、扉を開けて空気を入れ替えるなど、空気を動かす工夫と組み合わせてください。
Q. 押入れの扉は開けっぱなしの方がいいですか?A. 部屋の湿度が高すぎなければ、日中に開けて空気を入れ替えるのは効果的です。ただし部屋干しや加湿で湿度が高い状態のまま開けると、湿った空気が入り込むので、湿度の管理とセットで行ってください。
Q. 賃貸マンションの押入れにカビが出ました。どうすればいいですか?A. まずは写真を撮って記録し、管理会社や大家さんに相談してください。壁の内側まで広がっている場合は、入居者側の掃除だけでは対処しきれないことがあります。
Q. 押入れに新聞紙を敷くと湿気対策になりますか。
A. 新聞紙は湿気を吸いますが、湿ったまま放置するとカビの原因になります。使う場合は、こまめに交換しましょう。すのこと組み合わせるのがおすすめです。
Q. クローゼットの中で除湿機を使ってもよいですか。
A. 扉を開けて、クローゼットに向けて除湿機を運転する方法があります。たまった水はこまめに捨てましょう。
Q. 押入れのにおいが気になる時はどうすればよいですか。
A. 中の物を一度出して、においのもとを確認しましょう。湿気がこもっている場合は、扉を開けて換気し、すのこや除湿剤を使って空気が動くようにします。
Q. カビが付いた布団はどうすればよいですか。
A. 表面のカビであれば、布団のクリーニングに相談する方法があります。中までカビが広がっている場合は、買い替えも検討しましょう。
Q. 押入れの壁紙がはがれてきています。カビと関係がありますか。
A. 結露や湿気で壁紙ののりが弱くなり、はがれることがあります。裏側にカビが出ていることもあるため、範囲が広い場合は調査をご相談ください。
Q. ウォークインクローゼットでも同じ対策でよいですか。
A. 基本は同じです。広い分、奥に空気が届きにくいことがあるため、サーキュレーターで空気を動かすのもおすすめです。
Q. 押入れの点検は、いつ行えばよいですか。
A. 冬の結露が多い時期と、湿度が高くなる夏の前後に確認すると、カビを早めに見つけやすくなります。
まとめ
札幌の冬は、外壁側の押入れの奥が冷えやすく、湿気がこもると結露・カビが起きやすい
室温20℃・湿度60%なら、12℃まで冷えた面で結露が始まる(露点温度)
「壁から離す」「すのこ」「使った布団はすぐしまわない」「扉を開けて換気」「湿度40〜60%」が基本
何度も同じ場所にカビが出る、壁や床にシミが広がるときは、原因の調査を
押入れ・クローゼットのカビのご相談はカビバスターズ北海道へ
「拭いても押入れのカビが戻ってくる」「布団や衣類にカビが移って困っている」というときは、カビバスターズ北海道にご相談ください。札幌市を中心に北海道全域に伺い、含水率測定などで原因を確かめてから、MIST工法®で除カビを行い、カビが生えにくい環境づくりをご提案します。お見積りは無料です(出張費はエリアにより異なるため、事前にご案内します)。
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